2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
・フィンガーボードの利点、意義 利点:なんとなく怪我をしそうなイメージがあるが、じつは安全。実際のクライミングの場合、不安定な体勢からダイナミックにホールドにアプローチせざるをえないことはよくあり、結果として不十分なホールディングで耐えるこ…
またしても前回の続き。 多すぎる脂肪はノーサンキューだが、ある程度はないと困る。ホルモンのバランスやなんかに良くない。基本的に脂肪は悪ではない。とくに女性の場合は極端に減らすのは考えものである。 男性の場合、市販の体脂肪計で計って率が一ケタ…
世界的に有名なクライマーたちのインタビューを聴いていると、思ったよりフィンガーボードをしていないような印象を受ける。アダム・オンドラしかりクリス・シャーマしかりである。 とくに幼少期からクライミングをつづけている人間の場合、長年のあいだに指…
前回の続き。 思うに、体型に関して、自分がいまクライマーとしてどのへんに位置しているのか、客観的に把握しづらいから困るのではなかろうか。この点について、自分のなかにある程度の確信を持つことができないと、じっさいに減量を達成するのは飛躍的にむ…
クライミングをしていると、怪我の話をよく聞く。 ひところよりパキっている人を見ることが減ったのは、メディアによる種々の情報のおかげで気をつける人が増えたのか、昨今のジムでカチ課題やポケット課題が地味で流行らないからか、そもそもフットホールド…
ひとくちに減量といっても、目指すところは様々だし、そもそも痩せる必要があるか、というところから考えるべきだろう。単純に目方を落としてグレードが上がることもあれば、逆に増量してグレードが上がることもある。 このあたりは、筋肉のトレードオフの問…
クライマーにとって、いや、あらゆるアスリートにとって、体幹は重要である。というか、体幹が重要でないスポーツはないので、体幹が重要である、といったところで、なにも言っていないのとほとんどおなじである。 「体幹といったらどこからどこまでだ」とい…
チョークが精神安定剤と化していることに最近になって気がついた。よく考えたらウォームアップのときなどは汁手だろうと乾燥手だろうとチョークはいらないんじゃないか。 液体チョークはそればかり使いすぎると皮脂を奪われすぎてよくないようである。皮膚が…
前回のつづき。 技術をもたない人間からは一見不可能なムーブを可能にしているのがパワーにしか見えないということ、これが問題なのだ。どこまでが技術の行使の結果なのか、わかるひと、つまり技術をもつひとにしかわからない。これは不幸だ。 いってしまえ…
クライミングの上手な人を指して「あの人は強い」という。この言葉にクライミングのむずかしさが集約されているように思えてきた。 たとえばサッカーやバスケットなどの球技であれば、「あの人は上手い」という。「あの人はフィジカルが強い」ということはあ…
肩甲骨に関連して、このところ立甲が流行っているようだけれど、実際のクライミングに役に立つかは疑問符つきである。 習得したい向きはウェブ上の動画を見て練習するのがいいかと思う。野球やゴルフ関連の動画が充実しているので参考になる。 最初は四つん…
いろいろなやり方がある。(チェホフ) *** やり方に対するこだわりというのは誰しもある。自分のやり方に他人を巻き込もうというのは、不安の裏返しなのだと、最近おもうようになった。 クライミングをつづけていると、何事によらず考え方までもクライミ…
クライミング、この遊びでは競技者だけでなく設定者にも思いを馳せる必要がある。なぜなら課題自体が作品となりうるからだ。登攀者だけでなく、設定者もまた表現者となりうる。 クライマーとセッターの関係、それは絵画や彫刻を見るというよりは、参加型の現…
物事の上達には時間がかかる。どれくらいかかるかは取り組み方による。トレーニング日誌やメモが大事なのは、あとになって振り返れるからだ。 気紛れに散発的なトレーニングを行っても成果は得られにくい。効果が出るのは早くても数週間後からだし、運よくパ…
理想の動きを実現するには、そのイメージをことばにするだけでなく、視覚化することが非常な助けとなる。我々の情報のかなりの部分は目から入るといわれているし、実際そのように感じられる。 ちかごろでは自分の動きを撮ることが飛躍的に手軽になったから―…
スポーツに限らず、真剣につづけていると目が肥えてくるという。いい動きがそれとわかるだけでなく、ある程度分類できるようになってくるという。 ボルダラーのいい動きとは、どんなものだろう。バネのある、躍動感がある、踊るような、優雅な、キレのある、…