2023-01-01から1年間の記事一覧

一木一草

―風のごとく草のごとく石のごとく心を無にしろ・・・―(『YAIBA!』青山剛昌、小学館) *** ・自己調節関連のtips。 こうしたらよかった、ああすればよかった、ではなくて、ああしなくてよかった、こうしてよかった、とおもうようにすると、気はらくになり…

明らめる

「軽薄だねえ」 軽薄の神様のような彼が嘆くと、何やら重みがあった。 *** レーズン酵母づくりの経過。コーヒーメーカーのとなりに置いてみたり、日のあたる畳のうえに置いてみたり、はてはニワトリのごとく抱えたり、いろいろやってみたが、どれもピンと…

レーズンデートル

さいきんの息子。カーテンにかくれて、いないいないあそびをする。ちかごろのブームは斜面。とにかく坂道に行こうとする。 *** それにつけてもパン好きの熱意というのはすごい。米よりもバリエーションがあるからだろうか、パンの世界も果てしない。 逆に…

年末酵母づくり

さいきんおぼえたわざ。「かごの空」。からになった洗濯かごに子をいれ、抱えて移動する。イメージは気球。子が立ち上がるとバランシーになるので注意。 *** せっかくなので、レーズン酵母にトライしてみることにした。本でしらべたやりかたは以下。 ●材…

行雲流水

現実がそのとおりにならないから理想なのである。理想は現実をはかるものさしであり、テコの支点のように、そこから現実をうごかしていこうとする。 *** ひとりよがりの甘さをふくまない生はない。というより、甘さなしに生を保つことはできない。生きて…

隅落とし

ひとは伝えようとして書き、わすれようとして書き、名をのこそうとして書く。ほかにしようのないときも書くし、暇つぶしにも書く。いろいろだ。 倉橋由美子は作中で「ひとはとべないときに書く」といっている。その通りのような気もする。 *** 「私はその…

艦パン2

全て少量ずつ入れながら好みの味へ調整していく。 *** 前回のつづき。 krokovski1868.hatenablog.com さっそくさぬきの図書館に行ってパンの本を借りてきた。うどんの本は大量にあるのに、パンの本はそんなにない。そばの本に至っては一冊も見当たらず。…

安心立命

聖書に曰く「あすのことをおもいわずらうな。あすのことは、あす自身がおもいわずらうであろう。いち日の苦労は、その日いち日だけでじゅうぶんである」。 *** 「今日は何もおもしろいことがなかった」などというのはナンセンスだ。いち日とどこおりなく…

艦パン1

それぞれ適量、好みで使用。 *** この1年ほど、なんとなくホームベーカリーでパンを焼いてきたが、なんとなくではやはりそれなりの仕上がりにしかならないわけで。できるだけ材料をケチって手間もへらそうとしているせいか、よけいにもの足りない。先日、…

放談

「慎みて怠ることなかれ」。出典は日本書紀、だったかな。忘れた。 *** この2年ほど、図書館のブックバンクをつかってやたらめったら濫読しているが、今回、ひさしぶりに反面教師にしたいものにぶつかったのでメモ。 ・ひとでも作品でも、それについて語…

シンゴンモドキ

高校3年のとき、現国の先生に「40までは公共のために働きなさい」といわれた。意味がわからないまま「大丈夫ですよ先生」とこたえていたが、いまでもよくわかっていない。 こんな人間が他人に何かを推薦したりして信用されるとおもいますか? 信用しないで下…

Pitfall

ロードバイクがキイキイ鳴いて、油をさしてもよくならないので「なんでだろう」とよくよくみたら、ボトルケージのネジがゆるんでいた。 買って1年半になるが、結論、ディスクブレーキはデリケートすぎて自分には不向きとわかった。つぎに買うとしたらリムブ…

周回遅れ

けっして中心にすすまず、端のほうをまわることだ。中心を目ざす者はまよう。周縁にとどまれば、ふちの部分が、道路の白線のようにガイドになってくれる。―ドクトル・クロコフスキー― *** ふしあわせなときにおもいつくのがしあわせのことである。幸福論…

無面目

「あるポイントをこえればどんな危険もかわりはない」といったのはウォルター・バジェットだが、じっさい、危険というのはおかしなもので、そばに長くいると意識されなくなってくる。そのうちに「適当に危険な状況で生きていたほうがたのしい」などといいた…

追いかけたり追われたり

幸福はあるとおもえばあるし、ないとおもえばない。あたるも八卦、あたらぬも八卦、まるでこんにゃく問答だ。 *** 何か足りない、ありすぎる、などと公言するのは、ほんとうははずかしいことである。ついつい、まわりのせいにしてしまいがちになるので、…

なりがちになりかねない

あそびにきまったかたちはない。こころにグッときたとき、ひとはあそびの世界にいる。そういうものだ。 *** たのしみのためにがまんするのでもなく、たのしさのなかにつらさがはいりこんでいるようなあそび。たのしみのなかに相応の苦みが組みこまれてい…

スタンド

とうとう息子がイヤイヤ期に突入。夜半から未明、夕方、ときには昼間も、悪霊にとりつかれたかのように叫びまくる。育休中でよかったyo! *** 構造化関連のtips。 ・系統樹をあつかうとき、幹から枝をみるようにこころがけたほうが把握しやすい。箒のさき…

得意淡然、失意泰然

喜べば 喜び事が 喜んで 喜びつれて 喜びに来る *** 年末に書きだすことメモ。 ・今年のよかったこと ・感謝していること ・来年のたのしみなこと 調子のいいときは、うまくいったときは、感謝すればいいのだということに、このごろようやく気がついた。…

80/20

悪人のほんとうのこわさは、うわべは好もしいということだ。 ―アルフレッド・ヒッチコック― *** 20/20は「あと知恵」、80/20は「パレートの法則」。パレートはこの法則を発見したイタリア人学者の名前だそうである。要はものごとの大事なところはぜんたい…

鷹爪拳

さいきんおぼえたわざ。「玉を狙う蛇」。歩きながら、ゆるやかにらせんを描きつつ、たかいたかいをする。 *** コーヒー豆えらびtips。自分の好みの豆と焙煎度合いがわかっていても、はじめてのコーヒーショップでは、その店のブレンドを買う。それで相性…

ブログいごいご

ドメインとは要するに範囲のことだとおもっておけばさしあたってはそれでいい。何かをよく記述しようとすると、いろいろな問題が生じるということだけおさえておけば、ひとまずはそれでいい。 *** ブログばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com …

脱兎

さいきんの息子。小走りできるようになり、傾斜ものぼれるように。でもまだ降りられない。 *** 前回のつづき。 krokovski1868.hatenablog.com おかねをつくって買ってみたらいくつかは動作しなかった。返金はできたものの、心中複雑である。CDよレコード…

Strolling

移動しながら、ああでもあろうか、こうでもあろうかと、こころをめぐらせるのがたのしいのだ。 *** 旅行ばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com 「せっかくだから」、「もったいない」、「いつまた来られるか」、こうしたことだまが弾丸ツアーを…

手前、なんとかしてくれやがれ

かんたんな皮肉のつくりかた。反対のことを肯定しているかのようにあらわす。文字だと大丈夫でも口にするとユーモアがでないことがある。逆のこともあるので注意。 ** 情けない話だが、「おとといきやがれ」というのがどういう意味なのか、いまだによくわ…

Hidden Gems

さいきんの息子。とうとうチャイルドシートになれてきた。でも車にのっているときの顔はすごくふてくされた顔。そうふくれるなyo! *** ちかごろはスマホのせいで情報があふれているので、素人にとって掘りだしものはかつてよりはるかに遠いものとなってい…

按排

「人は城、人は石垣、人は堀。」 ―武田信玄― *** 10年ちかくまえ、職場で配られたパンフレットに「1時間のうち10分間、席を立って休憩しましょう」と書かれていたことがあったのだけれど、こういうのは善し悪しではないかとおもう。興に乗っているときに…

按配

洗濯あるある。洗濯ものを入れるネットが裏がえっているのを直そうとして、かえって裏がえしてしまう。 気をつけているのにそうしてしまうことがけっこうある。マチがおもてにでているせいだとおもうのだけれど、それだけでは説明がつかない気もする。ウチだ…

万年筆の効能

ほんとうにじぶんがその立場になると、かえって書けなくなる。わからないうちは書けるが、わかると書けなくなる。 まるでモリエールにでてくる人物だ。自分の書くことをまず経験してみなければならないが、いくらか経験すると、こんどはそれを書く気がぜんぜ…

案配

さいきん息子がおぼえたわざ。「ブルブルほっぺ」。ドタドタあるくので、一歩ごとにほっぺがゆれる。 *** ルーズベルト曰く「Comparison is a thief of joy」ではあるものの、価値はくらべるものがあってはじめてつくられる。何かくらべるものがないと、…

Double Down

さいきんの息子。手あそびうたをおぼえだした。またこんど、ねー! *** ところで、ふたごや3つ子には、自治体からの援助はあるそうだが、育休はどうなのか。倍の期間とれるのか。それでどうなるものでもない気もするが。 あるいは手当が倍になるのか。3つ…