クライミング
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」 ―山本五十六― *** 山話の続き。 krokovski1868.hatenablog.com このところすっかりヒルクライムが億劫になって、車道を行かずにちょっとした山道を歩いて登っている。歩きだと運…
2週間ぶりの岩。おづんつぁんの言にしたがって八幡さんから岩場に行った話。 krokovski1868.hatenablog.com 例によって標識には「山頂→0.5キロ」とある。今度こそすぐだと思ったら、前回より時間がかかった気がした。なんで? 今回はルートも直登に近いので…
昨年探せなかった八幡さんをとうとう発見した。ローカルのおづんつぁんに教えてもらったのである。 krokovski1868.hatenablog.com 自転車で坂を登るより、八幡さんから歩いて上がった方が近いという。今まで苦労していたのは何だったのか。 おづんつぁんから…
大体においてソロで登る連中は引込み思案である。彼らはひとりで岩場に行くのが好きだし、ひとりで岩場にいるのが好きだ。誰かの邪魔にならないからである。そして和気藹々とした仲間たちが近づこうものなら、山を下り、反対側の斜面を登って、岩頭に身をか…
学者などというものは、書物の紙魚とともに縁側でひなたぼっこでもしていればよろしい。 *** 今朝ふと思い立って居間の桟に指を掛けたら、何とぶら下がれるようになっていた。オープンではまだ無理だが、指を立てればできる。 この部屋に移って来たときに…
緊張したら足に落とす。足裏を意識する。息を吐くたびにリラックスするチャンスがあると考える。 *** 何だかんだ言っても結局、自転車釣行では振り出し竿を使いたくなってしまう。矛盾したことを言うようだが、楽に釣れれば何でもいい。釣れることが第一…
怪しいガキの意、だったかどうかは知らぬ。 *** 昨日朝の時点で64.2キロ、夕方時点で63.8キロ。とりあえずはOK。もうひと月かけて63キロ周辺を目指そう。 同じような体重でも、都にいた時とは見てくれがだいぶ違う。クライミングジムで作った身体と、自転…
玉磨かざれば器を成さず。人学ばざれば道を知らず。 ―『礼記』― *** 完璧さを求めないことで完璧よりよくなる。偶然まかせではダメだが、偶然を受け入れる準備ができているといい。 ・・・まるでものづくりのような仕事ぶりだ。作る前から完成形がわかっ…
岩場の近況。ひとまず登れる課題の数が2桁台に乗った。もう少し伸びるかと思ったが、そんなに甘くない。 あとは下地が微妙な課題か、ハイボールか、単純に難しいか、そもそもラインが見えないか、という感じになってきた。出会ったボルダラーに教えてもらっ…
実事求是・・・実際に基づいて正しい方法を見つけること。 *** 気がついたら3月になりかけていた。原因はあれだ、何だ、ものぐさですね。 この数ヶ月、ほぼ毎週通い続けた結果、この岩場が流行っていないことが明らかになってきた。そろそろ気温が底を打…
ムーブ備忘録。 ・蹴り捨てで下の足がないとき、上の足側のお腹に力を入れ続けることでホールドを捕まえ続ける。 ・カエル脚ムーブで行けることもあるが、場合によっては真横ではなく斜め前方に動く。 ・マッチした状態から押し切るとガストンでも距離を伸ば…
ものごとには始まりと中間と終わりがある。一週間で見ると月曜は始まり、火曜日から木曜日は中間、金曜は終わりである。土日は休日のカテゴリに入る。サラリーマンはおおよそこんな風に考える。 *** 家からそう遠くない川のボルダーが動画サイトにアップ…
いつもの岩場にクラック課題とおぼしき3級があって、時々手を入れてみるが全然効かない。下地が平らでないせいか、登られている形跡もない。 観音でもなんでも登ればいいような気もするが、課題名が「登龍門」だし、これはジャミングで登りたいな。 どうにか…
別に毎日書く必要もないのだが、習慣の力というのは恐ろしい。トレーニングの方を習慣づけたいのに、こちらはなかなかうまくいかない。 *** 昨年書き忘れていた釣りの備忘録。 ・イカの摂餌には20℃以上が好条件。 ・ジグが水中でフックを抱いてしまわない…
年始に年末の話。 *** 釣具店がこぞって年末セールをしていたので、ノコノコ出かけたら、SUNLINEの「釣り糸の結び方 Fishing Knot Handbook」という冊子が無料だったのでもらってきた。ついでに「海の手帳 2022」もいただいてきた。こちらも無料である。 …
「ボルダラー チョークなければ ただの人」 *** 岩場に着いてチョークを忘れたことに気づいた、というだけの話。 サザエさんじゃあるまいし、爆風の中を急坂を登って山を歩いて、ようやく岩場に辿り着いてチョークがないなどというのは、どう考えてもボー…
このところ久しぶりにクライマーの動画を見ている。適当にYou Tubeで見ているが、とくにコンペティターの身体があまりに凄すぎて度肝を抜かれている。プロなのだから当然と言えば当然なのだけれど、それでも驚いてしまう。 身体操作どころか、それ以前に、似…
悪戦苦闘を続けていたら、岩場までコンスタントに自転車で行けるようになった。どうにか適応したらしい。よかった。 岩、ですか? 収穫はありません。播種と育成の日々である。それ以前に、まず一日登り続けることができない。せいぜい2時間が限界である。 …
土日と連登。湿気と小雨が一瞬やって来たが、北西風で吹き飛ばされるので気にするほどではない。 *** 岩場でようやく人に遭遇したと思ったら、ボルダラーではなく山の手入れをされている方だった。こういう仕事は、町や役所などの、大抵は自分の親くらい…
とうとう岩場に至る坂を自転車で登れた。登り切ったところで思わず声が出た。やっと去年と同じ所まで戻ってこれた。長かった。 原因は何だろうな、木曜に平日カードを切ったときにトライしていたから、一日レストで身体が慣れたのか。あるいは今日は麓まで重…
・忘却想起の5年間 ・反読反芻の5年間 ・選別淘汰の5年間 と1年ほど前に書いていた。現時点で上記3つはすべて同時進行中である。たぶん書いたときは時系列で考えていたのだろうが、そんなに悠長に構えていられる状況ではなくなった。世の中は動いている。 *…
気合い、気持ち、キレ。 *** 今日は平日カードを切って自転車で山へ。HP最大のはずなのに、到達高度が下がってしまった。なんで? 坂の半分以上を押して岩場へ向かう。去年は「アップに丁度いい」などとほざいていたのに、その坂道がとにかくツラい。体力…
すっかり中年の身体に慣れてしまって、岩に至る坂も登れない有様であるにもかかわらず、去年できなかったスラブが登れた。グレードは3級。 言ってしまえば離陸が解明できたというだけの話である。ムーブの引き出しが実家の古箪笥くらい遠くかつボロになって…
ホップ。緑のエビスがたまに店頭にお目見えするとそれだけで嬉しくなっちまう。 *** こないだ「クライマーにはなれそうもない」と書いておいて、岩場に至る坂道を登るのがおもしろくなってきている。登坂速度は控えめに言って頗る遅いし、さらに坂道はツ…
こないだ岩を触りだしてから、ひとまず体幹サーキットとストレッチを見直している。 振り返るとこの数年、グレードピラミッドから目を背けていた。細く高くなってしまっていた。久しく伸び悩んで、何か目に見える成果を得たくて、自分の中でひと区切りつけた…
冒険、あるいは取立て屋のブルース。 *** 鈍りきった指皮に急に負荷をかけまくったら、中指と薬指に仲良く水ぶくれができてしまった。血豆ができたり削れたり硬化したりするのはわかるが、こんな風にもなるのだな。まあ、急ぐ旅でもないのだし、治るまで…
原因を探すという考え方に慣れてしまっている。やり方は他にもありそうなものなのに。 不具合が起きたとき、原因を探して修復する、たしかにふつうのことだ。とくに望ましからざることが起きたとき、人は原因を探したくなるようである。それがわからなければ…
個人的にクラックにはあまり縁がないものの、ボルダラーもとりあえず少しでもかじっておくと役に立つことはずいぶんあると思う。技術体系が全然違うし、何せ痛いから、すぐにめげてしまうが、これはボルダラーのものぐさのせいで、テーピングすれば問題はな…
しばらく前に旅行先で岩を触っていたとき、なんだか朝から頭が痛かったので、昼過ぎに頭痛薬を飲んで、日没までトライしていたところ、翌朝の指の痛みがきつくて驚いた。 消炎鎮痛剤の類は使わない方がいいような気がするな。痛みで持てないのは気合が足りな…
大学の研究などでも、やはりスポーツはメンタルに良い影響を与えるということになっているらしい。その中でもとくにボルダーなどはソーシャルでかつ「(チャラララッチャッチャッチャ〜♪)ステージクリア!」みたいな要素が強いから、帰属意識や自己効力感を…