パンプした状態で動きつづける能力って、メンタルか? もし完全にパンプしたら誰であろうと落ちるよな。
パンプしはじめる境界を見極めるのがARCなら、シビアなパンプとフォールの間を見極める訓練もまた必要ではあるまいか。おそらくこれはパワーエンデュランス系のトレーニングのひとつの眼目なのだろう。
ものすごく単純に考えて、4×4をこなしてパンプした状態で、さらに動きつづけようと努力したらどうだろうか。もちろん、普通に落ちると思うが、つづけていくと綱渡りのように上達する、のかな。
要は、ボルダリーな高強度の課題で生じたヤバいパンプを維持したまま、中程度の難しさの動きを連続して繰り出す練習をしてみてはどうか、という話。このときはシェイク禁止。というか、シェイクできるようなホールドではやさしすぎる。
テープ課題をつかう必要はなくて、目標課題に似たようなホールドと傾斜を意識して、トラバースしたり上下したりする。週に2回も行えば十分そうである。
パワーエンデュランス期の仕上げとして行ったら、メンタルの準備にはなるような気はする。シーズンに入ってこれをやっている暇はたぶんないだろう。レプリカを作って練習したほうがベターかと思われる。
これはフィジカルにはケガしそうでリスキーだけど、それだけにメンタルは強靭になる可能性があるといえるかもわからない。しかしこれもまたずいぶんラディカルな持久力トレーニング法である。裏付けはないのでおすすめはできない。
いったん連絡おわり。
