ぶら下がり日誌~ボルダラーへの道~

釣りときどき岩、そして

Dedication

 カリフォルニアはヨセミテの看板課題「ミッドナイトライトニング」(V8)を登ったボルダラーの話が面白かったのでメモ。

 

 コロラド州在住のその男は、この課題を登るために、インドアボルダーを一切せず(もともとインドアはほとんどやらない)、朝は8時に起きて4時に早上がりし(9時5時の前倒し)、それから1時間半かけて山へ向かい、1時間半のアプローチをこなしてひと夏(50日間)V7-8程度のボルダーをトライしまくったという。帰ったら0時前とか、そんな毎日。さらりと語っていたけどぶっ飛んでいる。

 

 話を聞いていると、目標を立ててから一年くらいかかっている。最初トライして登れなくて、冬の間フィンガーボードにぶら下がって、春先になって指は強くなったけど実際のクライミングに活かせていないと気づいて、夏の50日間合宿を経て、秋に登ったらしい。

 

 ボルダーをしまくった時期に学んだというのがボルダー課題のプロジェクティング。課題を登るためにどんな風に取り組んだらいいか、という話。

 リードなら、どこでクリップして、どこでレストして、みたいな話から入って、ムーブを効率化していくわけだけど、ボルダーの場合は違うんじゃないかと言っている。ボルダーの場合ワンムーブができるかどうかに重点があるのだと。したがって、ムーブをバラして、練習して、つなげていくことになるが、そのトライ期間もリードに比べて短めになる、と。

 

 ちなみにこの人、その辺のプロクライマーにプロジェクトを集中的にトライする期間について質問していて、それによるとカルロ・トラバーシが5日、ダニエル・ウッズが6日、とかそんな感じだったとか。ニーナ・ウィリアムズもそんなに日数をかけないらしい。それだけ打ってあかんかったら強くなってまた戻ってくると、そんな話でした。

 

 たしかに、ボルダー課題にしたところで、下からトライするか、バラしにかかるかで、全然違ってくるわな。バラしが億劫なのでいつも何となく下からトライしているが、こだわりがあるわけでないのだし、登るための効率的な取り組み方を少しは考えた方がいいのか。ツアー中ならなおさらかもしれない。

 

 いや、何かピンと来ないな。バラしてつなげる、がルーティーンというか、作業みたいになっちゃってもつまらんし。あんまり考えないようにしよう。