下の歯の2番と3番の裏側あたりが、この数年で徐々に硬化してきた。いよいよ歯肉がうすくなってきたか、とうとう歯周病かと思って、おそるおそる歯医者さんに行ったら、そうではなく骨化だという。歯ぎしりなどによる強い圧力に耐えるためこうなるのだそうで、寝ているあいだに歯を割ってしまう人もいるらしい。相当な力である。最近では10代でも骨化しているケースがあるとのこと。ストレス社会ってやつですね。
とはいえマウスピースをして眠るのは面倒だなあ。身に着けるのは腕時計でさえ億劫なのに、眠るときにそんなものをつけたら、ペッペと吐き出してしまいそうである。絵的にはおもしろいかもしれないが、寝ているあいだの話だから何にもならない。殆ど意味が無い。
ボルダーをしているときは、口をあけているように心がけていたつもりだったのだが、知らぬ間にずいぶん歯を食いしばっていたのだろう。私の場合、奥歯も多少すり減っているようである。昔のクライマーの写真に登りながらベロを出しているのがあるが、あれは力まないために効果的である。もっとも、そのためにそうしているかどうかは定かではない。アウトロー気質の表現である場合も、ずいぶんありそうである。
いま書きながら思いついたのだけど、リラックスするために、野球選手をまねて、ガムを噛みながら登るのはどうだろう。アウトロー的にはOKだが、きっと誤飲するだろうな。核心の一手にも集中できなそうである。
似たようなところで、昔ジムで手袋をして登ってみたこともあった。指皮を減らさずに長モノができないかと思って試したのだが、すぐボツにした。まったく、思い返すとほんとうにくだらないことばかりしている。
まあ、そのうちにマウスピースをつくってみようと思う。運動中にも使えるだろうから、それで変化が見られるか、これまた検証してみよう。
