5月に入って近所にサヨリが回ってきている。庵治半島あたりに行くと、常連とおぼしき方々が釣りまくっている。私も釣りたいのでGW中は連日釣り場に出かけていた。
しかしとにかく風が強い。強すぎる。先日はなんと風速17メートルだった。もはや台風である。
そしてこのサヨリがなかなか釣れない。岸より少し遠くにいるようなので、市販の仕掛けを買って投げてみるが絡む。カゴにアミを詰めるのが面倒だし、刺し餌もすぐにとれてしまうし、風でラインは持っていかれるしでどうにも仕様がない。
常連さんたちはそれぞれ自作の仕掛けを使っているようだが、遠くからでは仔細はわからない。2号の磯竿、マルシンのサヨリキラーかサヨリ一番あたりを使っているようだ。ハリは4号だと聞こえてきた。
またしてもおとなりさんから釣り場でいただいたサヨリは2尾とも抱卵していたので、流れ藻に産卵するために接岸している、という事情のようだ。そう見ると、海藻まわりにはイカだけでなくサヨリも集まるということになるのかな。
いろいろと調べると、サヨリに関しては、日中でも問題なく釣れるようだから、じぶん向きの釣魚である。信じがたい話だが、おまけに釣りやすいらしい。
Google先生に訊ねたところ、例によって情報が提供されすぎたので、ひとまず備忘録としてまとめておく。
1 中讃のサヨリのシーズンは春と秋。春は産卵期。秋の方がサイズがよくなる。近所の実績では5〜6月と9月下旬〜11月。
2 表層付近を群れで泳ぐ魚。アミエビ、ジャリメ、はんぺん、イカの切り身などを食す。
3 カゴ付きのサビキ仕掛けか、延べ竿のウキ仕掛けか、飛ばしサビキでも釣れている。
4 撒き餌はアミエビに米ぬかや集魚剤を混ぜて使う。鰯ミンチを使ったり、パン粉を入れたりもする。水っぽくして常に撒く、という手もあるもよう。
ひとまず群れをあつめないと話ははじまらないようだ。文字通り「湧いて出る」らしいけど、そもそも群れを目視できたことがないから、まず、米ぬかを海に撒くところからはじめるか。
やれやれ。道遠し。
