ぶら下がり日誌~ボルダラーへの道~

釣りときどき岩、そして

砂がき

 架空の本のあとがき。

 

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 やってまいりました。あとがきです。あとがきなんていったって、たいして書くことも思いつかねえな。何でもいいからさらけ出せって捩じ曲げられた記憶をかき回しても澱は澱のまま、何にも見えやせぬ。ま、しかし、それも仕方がない。夢は夜ひらく、てなもんで。

 

 おっと、いけねえ、「あとがき」でしたね。えー、こうやって、まあ、書き連ねてきたわけだが、はたして最後まで読む人間がいるのかどうか、見当もつかない。ほとんどのやつは、あきれて投げ出してしまうのではあるまいか。