やりがいは落ちているものではないそうだ。探し求め、見出すしかないと、そういうことか。
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専門性を高めた結果、仕事が属人化して組織効率が下がる。仕事を手放さない人になってしまわないように、塩梅が重要ということだろうか。
しかし誰でも同じように仕事ができる、となると、他ならぬ自分が貢献している、という感覚は薄れていく。歯車の感じが強まって、そうすると自己効力感が下がって、ひいては組織への帰属意識や忠誠心も下がっていく恐れがありそうである。
専門性を高めながら属人化しないということがありうるのか、どうか。むしろ属人化が悪さをしない領域でのみ―それってどこだ?―専門性を高めるべきなのか。
わからない。不明である。世の中には、そうしたことが、たいへん多い。