咄嗟

 緊迫した状況では、咄嗟の状況判断にその人の素が出るという。

 さっさと通り過ぎてしまおうとする者もいれば、立ち止まって考える者、思考停止する者、踵を返して立ち去る者、いろいろだ。

 大雑把に言って、これらの反応は3つに分類することができる―前進、停止、後退だ。

 前進型を反動型と加速型に、停止型は保留型と持続型、後退型は熟考型と回避型にそれぞれ分けられるかもしれない。ちょっと本腰入れて考えてみよう。

 

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 徐々に釣りがシーズンアウトして、何も見つからない日々が続いている。岩に行くどころか手前の山まで行けなくなっている。

 気分が悪くなって気晴らしにジャンクフードなど食べて、悪循環になっている。参るねえ。

 

 「これではいかん」ということで、昨日、自転車に乗って岩場を目指した。途中の坂を半分ほど登ったところで早々に足を着いて、そこから自転車を押して、岩に至る山道をのろのろ歩いて、どうにかたどり着いた。去年の倍近くかかっている。惨憺たる有様である。

 

 動かぬ身体と足指の痛みに難儀しつつ、どうにかひとつ課題を登って、あとはトポを片手にエリアを歩いた。結果、どうにか取り組めそうなレベルの課題が見つかった。次回はこれを触ろう。

 

 それにしてもこの岩場、まれに山林の手入れをしている人に会うくらいで、いつ来てもほとんど人に出くわさない。車を使えばアクセスも悪くないのにどうしてなのか、謎である。

 

 

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