ぶら下がり日誌~ボルダラーへの道~

釣りときどき岩、そして

五点着地

 年始に年末の話。

 

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 釣具店がこぞって年末セールをしていたので、ノコノコ出かけたら、SUNLINEの「釣り糸の結び方 Fishing Knot Handbook」という冊子が無料だったのでもらってきた。ついでに「海の手帳 2022」もいただいてきた。こちらも無料である。

 

 節約中の身であったため、来年分のイカタコルアーを購入するにとどまった。香西釣具店での今回のセールは奉仕品も値下げしていたので有難い。同じ考えの釣り人が買っていったのだろう、もともと少ない店頭在庫がさらに減っていた。

 

 釣具店はだいたい季節ごとにセールをしているようだ。一方で、クライミング用品はこんなにセールをしない。

 理由ですか? やはり市場規模の差だろうか。

 

 あとは、どうだろう、釣りはクライミングに比べて道楽の側面が大きいというのも、理由のひとつに挙げていいように思われる。

 実用面だけで考えればそこまでお金は掛からないが、それなりに快適さを求めるなら竿とリールで数万円、その先は10万円くらいまでラインナップがあるし、何せ用途が細かいから、続けるほどこだわるほど、道具が増えることになる。

 

 道具の細かな違いを分かって、それをたのしむのも釣りの魅力の大事な部分になっている、そういうことなのだと思う。趣味はみんなそうだな。

 

 クライミングの場合、シューズはせいぜい2万円、チョークは数千円出せば、プロと同じレベルの製品が使えてしまう。ウェアについてはいくらか着道楽もできるが、それにしてもまずは実用ベースで考えるから、一度買ったらこれまた長く使えてしまう。では釣りはどうか。

 

 実際、釣り道具の場合も、それほど奮発しなくても長く使うことはできる。竿を取ってみても、高級品は軽くて丈夫で感度もいいが、別にそこまでしなくても、長期間の実用に十分に耐える、高品質なものを入手できる。

 

 どちらかというと釣り道具は、釣り以外のところで不注意で破損するとか、あるいは新製品が出るなどして―技術は日進月歩である―、より快適な使用感を求めて買い換えるとか、そういう話になりがちなように思う。

 

 釣りは、ライフスタイルまでを包含する点はクライミングと似ているが、心技体でいえば体にそこまで依存しない。言い方を変えると、釣りでは道具を壊してしまうのに対して、クライミングでは道具が壊れる前に中身すなわち身体を痛めてしまうことがある。

 

 そういうこともあって、クライマーがフィジカル志向になりがちなのかどうかまでは、筆者の知るところではない。とはいえレスラーや柔道家が安全のために首を鍛えるように、クライマーが鍛錬しているとは到底思えない。着地の衝撃をいなす技術とか、回り受け身とか、覚えた方がいいのかもしれんが、まともに取り組んだことがない。

 

 そういえば、トライの9割9分は落ちているのに、その落ち方や着地の衝撃の逃がし方をロクに訓練しないのはどうしてなのだろう。いつも落ちないつもりで登るべきだからか。それも違うような気もする。わからない。

 

 登るためのフィジカルトレーニングはするのに、落ちたときに怪我しないためのフィジカルは準備しない、というのも妙な気がしてきた。もっとも、やっていないのは自分だけで、周りはちゃんとしているのかもしれんが。知らん。

 

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 何せ今日は3級のハイボールが登れなかった。以上、報告終わり!

 

 

 

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