何度試みてもうまくいかない目標―両唇を離さない。
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自分中心の話題や振舞いはNGであるという。筆者はボールを持ったら自陣からそのままゴールに向かうことしかできないので、完全にアウトである。ゴールを決められている限りはまだいいのだけれど、そう甘くはない。
これまでのところわかっているのは、どうやったらパスを出せるかを自分で考えてもうまくいかない、ということのみである。
といって試合を傍観することもできないのだから始末が悪い。野次馬根性というか、物見高いというか、見物で終わればいいものを、ついつい首を突っ込んでしまう。それが厄介そうなものほど気になってしまう。
外からだと面倒なものほど面白そうに見えるんだよな、どういうわけか。