竿の話。
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近所のタックルベリーにがまかつの「がま磯マークⅡFX0.8-54」という中古の竿があって、気になったまま買わずに店を出た。家に帰って磯竿について調べてみたところ、スペックを見ただけでは判断できそうもなかったので、結論、購入は見送った。
ルアー竿は適合ラインとキャストウェイトで最低限の見当がつくのだが、磯竿は号数と錘負荷で決まっていて、それもメーカーによって強さが違うような雰囲気である。
ちなみに号数というのはハリスのことだそうだ。0というのもあって混乱するが、0は「胴から非常にしなやかに曲がります」というほどの意味らしい。これらで何を釣るかといったらチヌやグレだという。
こういう竿は、魚の引きをいなして水面に浮かせるためにあって、抜き上げるものではないのだろう、きっと。それでチヌ釣り師がみんなちゃんとタモを持っているのだ。
となると、サヨリくらいなら0だろうがなんだろうが引っこ抜けそうだが、イカはサイズによっては難しいかもしれん。
振り出し式は便利だし、たぶん粘るから、0.8号はサヨリにちょうど良さそうな気もしたのだが、結局どういう竿かわからんし、店内で振ってみるわけにもいかんし、目利きもできんしで、パスである。
それでも真空管アンプと同じで気になってしまい、またしてもGooglingしてみた。金はなくても時間はあるんよね。
買うなら最初の一本は現行品と考えていたら、シマノのアドバンスショート2-330というのが出てきた。これがちゃんと投げられるようなら、サヨリ釣りで水面に竿先を入れられる。ただしちょっと強すぎるかもしれない。値段は高くないので、試してみようか考え中である。
イカについては、3.5号エギまでを快適に投げられる振り出し竿があると非常に助かる。自転車でランガンするのに2ピースではどうしても素早さに欠ける。何度もタックルをセットし直す時間が勿体ないのである。
上述の磯竿が使えるようならそれを使うし、ダメなら短竿を探すか。もう半ば買うつもりになっている。
やれやれ、節約は何処へ行った?