時計はとまってはいないがとまっている風をして私を欺いた。
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からっぽの噴水はとてもかなしい。それはまるで時空の淀みに置きざりにされたように見える。何か不当なはずかしめをうけているように見える。ワリを食っているようでもあるし、たんに忘れられただけのようでもある。
こんこんと湧き出るはずの水、満々とたたえられるはずの水、産生、豊穣、余裕、それらすべてが奪われてしまっていること。あるべきもの、それも重要で不可欠なものが失われていること、それが(以下原稿空白)
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などと10年以上前に書いていた。われながら何を書こうとしていたのか、読みなおしてもイマイチ見えてこない。
ともかく定期連絡。