パロパロ

 武装した将はいかなる場合も平伏する必要がない。

 

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 往々にして、歴史の長い組織ほど、しきたりやお作法が多く、それだけ惰性に陥りやすい。そうした組織でどうしても単独プレーをせねばならぬときは「上長のうかがい知るところではない」というのが重要である。ことによったら相手は後でねじこんでくるかもしれない。しかし上長としては何とも言いようがない。本当に知らないことなのだから、知らぬ存ぜぬで通すだろう。そういうことだ。

 

 もちろん100%成功させなければならないし、それで全員が得をするというのは最低条件である。