ウアス杖

 力、支配、統治の象徴。ホルス神が持っている。

 

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 前回のつづき。

 

krokovski1868.hatenablog.com

 

 時折り雨のぱらつく中、郷里で薪を割ってきた。バッティンググローブを装備してみたもののグリップのしやすさは変わらず。白い手袋が泥まみれになっただけだった。

 

 家に帰ってようやく気づいたが、野球選手は手袋の上から滑り止めのスプレーを吹いている。あれが松ヤニ入りなのだそうだ。Good grief!

 

 続・薪割り備忘録。

 

・打ち込むとき腰を曲げずに膝を曲げると多少楽になる。

 

・割り切れなかったとき、手と足でどうこうすると疲れやすいので、刃の近くを持って手斧のように使う。

 

・いつでも木元から割った方がいいというわけでもなさそう。結局は木による。節の部分を避けた方がいいのはたしか。

 

・切り口は水平か、多少こちらに向かって下がっているくらいの方が、斧を安定して打ち込みやすい。

 

 あとは桃の木が存外堅かった。いかにも素直で割れそうな見かけでも、実際に斧を当てるとそうでもなかったり、その反対もある。あと5,000個くらい割れば見極められるようになるかもしれない。わからない。

 

 とにかく同じ箇所を正確に打つ工夫が要る。柄を長くすると重いし狙いにくいしで扱いづらくなりそうだが、立って腕を垂らしたときに届く位置に持ち手があれば、腰を屈めなくてすむので取り回しは楽になるようにも思う。

 

 つまるところ自分の体格と膂力と斧の自重とのバランスなのだろう。「やはり自分用の斧を持った方が良さそうだ、検証のために1本買おう」などと考えだしてしまったので、さっさと薪を割り終えた。

 なお、今回は1月下旬にバベの木を伐採したが、すでに水分を蓄えてしまっていたので、12月頃に準備した方がよさそうである。

 

 総じて、丸太の性質を読んで狙った場所に正確に打ち込んでいく遊びが薪割りであると言えると思う。きれいに割れたときの充実感はちょっとしたものである。

 

P.S. 滑り止めといえば、先日またしてもチョークを忘れて岩へ行ってしまい、非常に登りづらかった。これはやはり気のせいではない。

 

 いよいよチョークもなくなりそうなので、節約を考えて、野球のグラウンドに引く白線とか、体操用のチョークとか、そういうのを試してみようと考えている。これまた要継続調査。