ハギレ

 家人が息子の腹を「おなかトランポリン」と命名。ほどよい弾力と反発力があることから。トランポリン・・・。

 

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 9ヶ月を目前にして唐突におすわりが完成した。座る気配が全くなかったところから、あれよあれよという間に。つかまり立ちもそうだった。

 

 おすわりにせよハイハイにせよ、子はそれを覚えるために過ごしているわけではないから、こういうのはほんとうに個人差というほかないのだろう。フィジカル面の準備ができていても、本人にその気がなかったり、できることに気づかなかったりしたらはじまらないし、教えようにも意思疎通ができなければこれもはじまらない。

 そうした意味では似た月齢の子とふれあえる場は大切なのかもわからない。このご時世ではとくに。

 

 寝ぐずりもこんな風にいつの間にか解決するように思えてきた。これを劇的に早めようというのはなかなかむずかしいのではなかろうか。つまるところ乳児は人よりは猫に近く、猫をねかしつけるのが上手だという人に私は出会ったことがない。

 

 もろもろ一周回って「時間が解決してくれる」というところに着地せざるを得ないのではないかという気がしてきた。人事を尽くして天命を待つ。待てば海路の日和あり。

 以上、連絡終わり。