・相互コンダクタンス(gm)・・・プレート電流の変化をバイアス電圧で除した数値。
・増幅率(μ)・・・プレート電圧の変化をバイアス電圧で除した数値。
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自家製アンプ。Gキーのブルース。コード崩し。ボリュームを上げたら少し歪んだ。
以下、自家製アンプの備忘録。
最初に鳴らしたとき低音がポワーンとしていた。同じ6V6を挿した状態でTC-10と比較すると、キットの方が元気な音だった。そしてキットの方が各弦の音量に差が出る。
巷で言われるコンプ感云々はわからなかった。そもそもコンプレッサーを使ったことがないので感覚もあまりない。
また、キットではハイとローでノイズの出方が違う。ローの方が端正な音が出る。逆に言うとハイの方が暴れる。その点、TC-10は安定してノイズが少ない。
なお、キットのアンプは音量を上げると歪む一方、TC-10はフルテンにしても殆ど歪まない。
キット各部の電圧は、本来117Vのところを100Vにしているので、軒並み20%ダウンしている。真空管の特性図を見たところ悪影響はなさそうに思えたので、とりあえずこのままで使っている。
スライダックとやらを使うか、あるいは巷に出ているソリッドステート整流器を使えば、結果的にちょうどいいくらいの電圧が出るかもしれない。これまた要継続調査。
1階と2階で出音が明らかに違ったため、コンセントの電圧をテスターで計ったら5V違っていた。父曰く、実家の1階の電源は太陽光発電からインバータを通って供給しているので、そのせいかもしれん、とのこと。
105Vと100Vなら大した差でないような気もするが、とにかく1階で鳴らすと低音がそれと分かる程度にボワつく。電圧が原因なのか確定できないが、そういう事象が起きて家族全員がそう思ったのでメモ。
仮にその辺のコンセントに繋いでいつでも同じ音が出るわけでもないとすると、安定して狙った音を出すのも簡単ではなさそうである。トランジスタに駆逐されてしまうわけだ。
なお、件の6V6GTはTC-10のコンデンサ取り外し中に机から転がり落ちてパリン。原因はわからずじまいとなった。単純な寿命だったのか、電源部のコンデンサが寿命を縮めたのか、それともまだ使えたのか。
どちらにしても結論は交換。ひねもす道遠し。