ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

アヌビス神

 うじこのみなさま、わぬけまつりのごあんないです しみんのみなさまへ、わぬけまつりのごあんないをもうしあげます じんじゃの、あくびようよけ、わぬけまつりは、ひのわくぐりのしんじを、むかしながらのさほうとして、おこないます うじこのみなさまは、せんじつおくばりしました、わぬけにんぎょうをじさんのうえ、おこしください ゆうこくからは、あくびょうよけの、おかぐらが、ほうのうされます

 

ーわぬけまつり放送(八幡浜駅前より聞き書き)ー

 

***

 

 愛媛県宇和島には牛鬼まつりというのがあるそうだ。牛鬼はたしか『ゲゲゲの鬼太郎』にもでていたが、とにかくおそろしい妖怪だったと記憶している。牛鬼じたいがメチャつよいうえ、牛鬼を倒した者がまた牛鬼になるという凶悪な設定になっていたはずである。

 

 この種の手に負えない妖怪をどうするかというと、封印するのである。封印したあと定期的にまつりをしね鎮めるという手順になっている。合っているか知らんよ。


 さぬきの五色台にも牛鬼の伝説があるそうだが、牛鬼まつりのことは聞いたことがない。急に暴れださないことを願うのみである。

 

 それにしても、この国にはつくづく、いろいろなまつりがある。八百万いるから、当然といえば当然である。 よその国もそうなのか知らん。以上、連絡おわり。

 

f:id:krokovski1868:20240826032158j:image