2024-01-01から1年間の記事一覧

切り取られた空

若手はおしなべて気が利かない、だからベテランの受けがわるい、そうボスはいう。 原因は単純で、雑用をさせないからだ。雑用をさせれば、気づくはずなのだ。あたりまえとおもっていた環境がまわりの手で整備されていることに。バラバラのようにみえる仕事が…

王と乞食

「高みに立たねば見えぬ景色もあるのだよ」ーバタフライ・ジョー(『ピン★ポン』) *** フィードバック面談での発見。ボスが微妙に若手をつかめていない。前のボスも、前の前のボスも、いってみればこれまでのボスは全員そうだ。なかには飛び抜けてすぐれ…

おしょうしな

【オッサン】・・・和尚さんのこと。南東北一部地域の方言。 *** 4年ぶりに顧問弁護士の事務所へ挨拶にでかけたら、当然のように忘れられていた。大先生がメモをとるのに万年筆をつかっていて、4年まえはスルーしていたが、よく見るとペリカンのスーベレ…

稲村

仕事は波乗りに似ている。 *** 不明点やいいたいことがあってもあえて放置したほうがいいこともある。こころがかたまっているときは、聞いても素直にみとめられないからだ。 だからそういうときは、耐えて、調子がもどるのを待つ。あるいはほかのことをし…

すべてがFになる

ずっと窓際にいたのに気づいていなかった、という線もある。嫌だよ俺そんなの。 *** 復帰後の考課は最低ランク。11ヶ月以上やすむと無条件にこうなるようだ。 ずいぶんまえに是正されたとおもっていたが、まるでかわっていなかった。つくづく固陋な制度で…

鳶は滑空す

つまるところ、才能に理由などないのである。 *** 無能なひとは何も教えてもらえない。あまりひとに何も教えないと反感を買うのは、囲いこむせいだけではない。 さりとてなんでもかんでもオープンにすると、マウントされるか見下されるかあなどられる。し…

扱い

若手はひとに教えるのを好む。理由は知らない。 *** 3年めが3週めの月曜にアッサリ遅刻。ボスが気づいたのが始業10分後。笑える。 鷹揚に対処しつつも、しっかり時間休「扱い」にされていた。ウチが減点方式なのはあいかわらずらしい。 かとおもうとボス…

フンフンディフェンス

ときいておもいあたる令和のひとはどれほどいるのだろうか。映画もヒットしたそうなので、案外おおいかもわからない。 さておき、パンばなしのつづき。インスタントドライイーストをかえてみたものの、劇的なちがいはかんじられなかった。 オリーブオイルで…

玩物屋

どうやら組織から干されたようだ。いまにはじまったことではないが、本社時代のさいごとおなじ状況になりそうである。 どうやら私のあとに2年の育休をとった男性が人事ともめたらしい。結果としてなのか、さいしょからそうなのか知らないが、数ヶ月以上の長…

コテコテ丸

息子、義母の絵本よみきかせに大興奮。オノマトペの具合がよかったみたい。ツボがわからん・・・。 *** こぐま社からでている『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん)があったのでもらってきた。初刷は1972年、2000年に118刷がでている。このま…

ある日の厩舎

親しいひとがあなたに控えめな怒りをあらわしたときは、気をつけたほうがいい。その問題はあなたがおもうよりはるかに根ぶかいから。 ードクトル・クロコフスキーー *** 「でも」とそれに類する語を控えるようになってからずいぶんたつ。 このままでいれ…

継続して続ける

【トントロジー】・・・似非同語反復。ダブルコンボ、ダブルコンビなど→【豚トロ】 二重に重複、などもあやういかんじがする。馬から落馬する、立場に立つ、などはどちらかというとトートロジーにちかい。 *** ブログをおもうように継続できないという声…

イリュージョニスタ

乳幼児あるある。かくすでもなくオモチャをどこかへ置きっぱなしにして、大人がさがすと大きなものでもなかなか見つからない。 *** イリュージョン、というほどではないが、イカスミにも似たような意味合いはありそうだ。正確にはイカスミはタンパク質の…

托鉢行

ひさしぶりにグーグルアドセンスを開けたら、インテント重視のフォーマットだの、広告調整だの、つぎつぎ変更されている。Kaizenなのか知る由もないが、ひとまずやってみている。 つまるところブログ広告は現代の托鉢である。当ブログの情報量はゼロか無限大…

Windows

我も彼もおなじ人間だというところからスタートしないで、ステレオタイプ化したあとで自分と似たところをさがしている。なぜなら差別はいけないことだから。ウンそれ偏見にもとづいた差別だyo! *** 責任をまっとうしたあとでリタイアするのである。そうで…

自分時分

「デスクトップの乱れはこころの乱れ」 ―ドクトル・クロコフスキー― *** 復帰後の発見。世代交代によって、年功も序列もなくなってきている。単純に肩書だけでひとを見るようになっている。指示されたこと以外はもちろんしない。雑用などするはずもない。…

懐古主義

懐古趣味にはしらないひとというのは、生涯現役を貫いているということなのだろうか。真空管と万年筆であそんでいる人間には知る由もない。 ある種の手仕事の品というのは、ほかのあらゆる面で後発にのりこえられても、無視できない独自の味わいがのこって、…

形式と構造

仕事は呼吸に似ている。 *** つづけていくと波の調子がわかってくる。調子がわかってくるところまでつづけられたら、ずっとつづけたほうがいい。向いているからだ。 書くことがないとおもっていると、途端にずらずらでてくる。時間をおいておなじことをべ…

由来由来

「芸術は短く 貧乏は長し」(直木三十五) *** よく知られた話だが、直木三十五のペンネームは、彼の年齢に由来する。それがどうしたといわれても困る。AIにいって下さい。 これもどうでもいいかもしれないが、唐変木の由来は「唐から来た変な木」だそう…

回顧屋

はてなブログから以前のブログを振り返りませんかというメールがきた。さいきんは昨日のこともおもいだせないので、こういうキッカケがあるとたすかる。 5年まえはクライミングのレッドポイントについて、3年まえは親イカ釣り計画、2年まえは自転車のはなし…

倦まず弛まず

ひとつずつ、ひとつずつ、退路はかりそめの希望とひきかえに燃やされ、埋められ、あるいは沈められる。 もはや換えるものがなくなったとき、われわれは絶望するしかなくなるが、「どうしてそんなになるまで気づかないのか」ときかれても答えられない。問い自…

ポジショニング

乳幼児あるある。おなじ曲でもアニメーションによって好き嫌いがわかれる。 *** 『おかあさんといっしょ』で、おにいさんとおねえさんとあそぶ子はどうやってえらばれているのだろう。希望が殺到するだろうから、その場のながれというわけにいかないだろ…

指腸、長腸、健腸、尊腸

どうでもいいはなしだが、小腸は6mくらいあってちっともちいさくないのだから、長腸にでもかえたらいいとおもうのだけれどどうだろう。ラテン語ではintestine tenue で、細腸あるいは薄腸だから、歴史上のどこかで伝言ゲームのようになったのかもしれない。…

For Quill Pen DIY

乳幼児育てあるある。片づけたものほど荒らされやすい。 *** ところで羽根ペンは自力でつくれるらしい。ガチョウでなくても、カラスの羽根でもかまわんらしい。 たまにそのへんに落ちているので、こんど見つけたら拾ってこよう。うちの近所だとトンビの羽…

Chain Gang

自転車あるある。チェーンロックをしようと何かに巻きつけて、タイヤを通しわすれる。 *** 組織ばなしのつづき。能力のたかいひとを昇進させるいっぽうで、ひくいひとを容赦なくきりすてると、少数精鋭になってのぞましい、というのはよくあるトラップだ…

Composture Nature

あと2時間といわれた2時間は2時間まえに逃げ去ってしまっていた。 *** マーフィーの法則について補足。ラッキーをあたりまえとおもうからそうなるのではあるまいか。不運にばかり見舞われるとおもうときは、見通しが甘いのではなかろうか。 krokovski1868…

I'm Back

悪徳商会よ、わたしは帰ってきた!

Wakahiko

観察はそれじたいが複雑な過程をへた直観なので、それをもとにつみかさねたものが事実とはかぎらない。 *** 思考の過程をしゃべるのはかまわないが、なしですませられるならそうしたい。日常のひとつひとつの行為に理由を補足せねばならないとしたら、わ…

トマソン手帳

ぼちぼち仕事の支度をしていたら、カバンからメモ帳がでてきた。開けてみると釣りのことしか書かれていない。役に立たんyo! 2年まえの自分によれば、無駄な時間の節約は時間の無駄なのだそうである。灰色の男たちが掠めとってしまうので、われらの手元にはの…

催花雨

ストレッチ素材のジャケットを2年間ハンガーにかけっぱなしにしていたら、肩が波打ってしまっていた。これを「けにょけにょ」または「2枚肩」と名づけてみたが、名まえをつけたからといって元にもどるものでもない。スーツにはだいぶなれたから、雨がやんだ…