懐古主義

 懐古趣味にはしらないひとというのは、生涯現役を貫いているということなのだろうか。真空管と万年筆であそんでいる人間には知る由もない。

 

 ある種の手仕事の品というのは、ほかのあらゆる面で後発にのりこえられても、無視できない独自の味わいがのこって、廃れはしてもなかなかなくならない。そこに歴史と伝統が横たわっているのはいうまでもない。

 

 だから、というべきかわからないが、ブランドイメージは大切である。それは社会的信用であり、所有者にも付与されるからだ。

 

 ブームはいつも来るまえに去り、スポットライトを浴びる日はこない。組織においてそうした存在がどこまで許されるのか、わたしにはわからない。

 

 以上、連絡おわり。