2024-01-01から1年間の記事一覧

由来由来

「芸術は短く 貧乏は長し」(直木三十五) *** よく知られた話だが、直木三十五のペンネームは、彼の年齢に由来する。それがどうしたといわれても困る。AIにいって下さい。 これもどうでもいいかもしれないが、唐変木の由来は「唐から来た変な木」だそう…

回顧屋

はてなブログから以前のブログを振り返りませんかというメールがきた。さいきんは昨日のこともおもいだせないので、こういうキッカケがあるとたすかる。 5年まえはクライミングのレッドポイントについて、3年まえは親イカ釣り計画、2年まえは自転車のはなし…

倦まず弛まず

ひとつずつ、ひとつずつ、退路はかりそめの希望とひきかえに燃やされ、埋められ、あるいは沈められる。 もはや換えるものがなくなったとき、われわれは絶望するしかなくなるが、「どうしてそんなになるまで気づかないのか」ときかれても答えられない。問い自…

ポジショニング

乳幼児あるある。おなじ曲でもアニメーションによって好き嫌いがわかれる。 *** 『おかあさんといっしょ』で、おにいさんとおねえさんとあそぶ子はどうやってえらばれているのだろう。希望が殺到するだろうから、その場のながれというわけにいかないだろ…

指腸、長腸、健腸、尊腸

どうでもいいはなしだが、小腸は6mくらいあってちっともちいさくないのだから、長腸にでもかえたらいいとおもうのだけれどどうだろう。ラテン語ではintestine tenue で、細腸あるいは薄腸だから、歴史上のどこかで伝言ゲームのようになったのかもしれない。…

For Quill Pen DIY

乳幼児育てあるある。片づけたものほど荒らされやすい。 *** ところで羽根ペンは自力でつくれるらしい。ガチョウでなくても、カラスの羽根でもかまわんらしい。 たまにそのへんに落ちているので、こんど見つけたら拾ってこよう。うちの近所だとトンビの羽…

Chain Gang

自転車あるある。チェーンロックをしようと何かに巻きつけて、タイヤを通しわすれる。 *** 組織ばなしのつづき。能力のたかいひとを昇進させるいっぽうで、ひくいひとを容赦なくきりすてると、少数精鋭になってのぞましい、というのはよくあるトラップだ…

Composture Nature

あと2時間といわれた2時間は2時間まえに逃げ去ってしまっていた。 *** マーフィーの法則について補足。ラッキーをあたりまえとおもうからそうなるのではあるまいか。不運にばかり見舞われるとおもうときは、見通しが甘いのではなかろうか。 krokovski1868…

I'm Back

悪徳商会よ、わたしは帰ってきた!

Wakahiko

観察はそれじたいが複雑な過程をへた直観なので、それをもとにつみかさねたものが事実とはかぎらない。 *** 思考の過程をしゃべるのはかまわないが、なしですませられるならそうしたい。日常のひとつひとつの行為に理由を補足せねばならないとしたら、わ…

トマソン手帳

ぼちぼち仕事の支度をしていたら、カバンからメモ帳がでてきた。開けてみると釣りのことしか書かれていない。役に立たんyo! 2年まえの自分によれば、無駄な時間の節約は時間の無駄なのだそうである。灰色の男たちが掠めとってしまうので、われらの手元にはの…

催花雨

ストレッチ素材のジャケットを2年間ハンガーにかけっぱなしにしていたら、肩が波打ってしまっていた。これを「けにょけにょ」または「2枚肩」と名づけてみたが、名まえをつけたからといって元にもどるものでもない。スーツにはだいぶなれたから、雨がやんだ…

この色は、なに

さいきんの息子。パソコンからテレビにつないでYou Tubeを見せたせいで、立ち上げると期待の眼差しでこちらを見る。ブログはスマホから投稿することにしよう。 *** 万年筆のインクばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com ダークグリーンもいい。…

ノラタン

図書館のブックバンクに『ノンタン あわ ぶくぶく ぷぷぷう』があったのでもらってきた。『ノンタン! サンタクロースだよ』くらいは知っていたが、ほかにもたくさんあるらしい。 本作は1980年1月1刷、1997年5月時点で206刷である。もっとおおい作品もあるの…

気がつけば霧中

退屈なときはすぐにそれとわかるものだが、何かあたらしいことに関心をもちはじめても、自分ではそれに気がつかないこともある。いつのまにか夢中になっているのだ。 *** 日用品調達のついでに文具生活でインクを物色してきたところ、手にはいる目ぼしい…

どうでも

「それもいいだろう」 「それもいいだろう」 「それがいちばんいいだろう」 *** ルーティーンをつくれば仕事をはじめるのはらくになるが、仕事じたいがらくになるわけではない。つまるところ、どんな仕事でも、消耗はしていく。それを避けるべく、働きは…

金銀砂子

気休めとはまさに気持のうえでの安らぎである。 *** ついに、とうとう、イヤイヤ期に突入。いままでのは前哨戦だったらしい。オーマイ。 魔の2才児は英語ではTerrible Twosという。万国共通のことかとおもわれるが、それがわかったところで泣きやむもので…

昏迷

「われわれは自分たちをめぐる奥深い知られざる者のまんなかにいてたえず昏迷します!」(高村光太郎訳『ロダンの言葉抄』) *** なんともいえない文章だとおもったのでメモ。以上、連絡おわり。

洗心

なめられあなどられ見下されていることに気づかず、おどけつづけてきたのなら、もはやほんものの道化といっていい。 *** ここ10年ほど、特定の種族に対してこちらの不快さが伝わらないことがある。自足して調和しているタイプに多い。 わたしは触媒型にな…

正月麺

しお、みそ、しょうゆ、とんこつ、辛味噌、鶏白湯、とんこつしょうゆ、etc、etc。 つぎにくるのはコンソメラーメンよりはお雑煮ラーメンではないかとおもうのだけれどどうだろう。餅のかわりに麺をいれて「全国ご当地正月麺大会」というのはどうか。あらたな…

崩壊の気風

「狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入る者おおし。生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出す者すくなし。」 ―ジイド、もしくは福音書、だったとおもう。わすれた。 *** 腐敗した状態を永続させようという空気が…

自由賦

「どちらも正しいから言い争うのよ」 ―サラ・マルコッチー(ピエトロ・ジェルミ『鉄道員』) *** 自由の特徴のひとつに権威への反抗があるとすれば、自分の意思で規律に自らを従わせるというのもあるだろう。いわゆる格率だが、それが個人から組織にまで…

Oh! So Yummy!

外国の駄菓子あるある。 ・つくりがおおざっぱ。味も極端。むせかえるような甘さ、梅干しの顔になる酸っぱさ、毒々しい色味、など。 ・パッケージのイメージと中身が一致していない。JAROとかおらんの? ・箱も袋もきれいにあけるのがむつかしい。したがって…

Armagnac

法事で2年ぶりにスーツを着た。きつい。お腹まわりもそうだが、肩まわりもきつい。定期的に岩登りをしているわけでもないのに、どうなってんの? どうやら脂肪はどこにでもつくということらしい。筋肉は脂肪の3倍おもく、ろくにからだをうごかさないのに目方…

よくあるマニュアルあるある

マニュアルはあればそれですむものではない。手順のおおくは担当者の微妙な塩梅に依っているし、細部はそれぞれ試行錯誤のすえにたどりついたものだ。マニュアルをきちんとつかうためには、マニュアルに沿って仕事をするなかで、マニュアルの核をつかみ、マ…

神は細部に宿る

文化とは、つまるところ集団のもつ価値観である。それをつくるのは無数のミクロなことがらで、ひとつひとつはとるに足らぬようにみえるものばかりだから、往々にしてないものとされてしまう。 すると平板になる。奥行きがなくなる。表層だけになる。伝統がき…

Paper Tiger

AdSenseから住所確認の手紙が来た。なかにPINがはいっている。なぜかマレーシアから差出されている。届かなかったら返戻してくれとあるが、郵便局も困るわな。 ぼちぼちGoogleも卒業だ。復職したら空き時間にウェブをながめることもなくなるだろう。海に向っ…

Wanderlust

あらゆるお菓子が値上がりしている。それはしかたないが、ちいさくするのをやめてほしい。 どうせ内容量をみればわかるのだから、つまらないマネはよせといいたくなる。結果としてそういうお菓子を買わなくなったので、節約という意味では助かっているのかも…

Slow Down Everyone, You're Moving Too Fast

近所の「文具生活」にでかけてインクカートリッジをあらためて確認したところ、黒と青がほとんどだった。いろんな色であそぼうとおもっていたのに、そうそうおもいどおりにはいかない。 カートリッジにも大小があるということにいまごろ気がついた。たぶんつ…

不可忘

「・・・生き馬の目を抜く活気と快楽追求のあざとい欲望の錯綜によって膨張を続けてきたこの大都会では、「突然の大災厄」に対する防護措置とデザインが、あれほどくりかえし叫ばれながら、ほとんどの分野で未完成のままだったのである。 だが、この事態を憂…