「下手は去れ」はプロの世界の共通ルール。アマチュアは横好きだから気にしない。
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とどまるところを知らない物欲にどう対処したものか見当がつかない。とにかく書き出してみよう。
・タンノイのスピーカー
事務所の調査役から「タンノイはいい」と言われて10年近く経つ。
・モニタースピーカー
中古屋でヤマハのMSP3という機種が22,000円。高いのか安いのか不明。
・オーディオ・インターフェイス
LINE6のUX2という機種が4,400円。付属ソフトがないので買おうか迷って数ヶ月経っている。
近場の楽器店をもう少し回ってみないと何とも言えない。
・Go Pro
中古屋でときどき見るが値段のブレが大きい。1万円台~3万円程度。スマホでごまかすか。
・ベイトリール
夏タコ用。合わせて竿も必要になると思うと、なかなか踏み切れない。
・コーヒーミル
父から「もはや直らん」とのお墨付きをもらってしまったので、買い換えるしかなさそう。電動の臼式がいいそうな。インスタントでごまかすか。嫌だよ俺そんなの。
あとは本とCD、DVD、それに以前書いたCOCだろうか。モノを捨てまくっておいて言うのも何だが、所有することを甘く見てはいかんと思う。何でも配信で済ませてしまう流れに対しては、不安というか、ある種の不注意さを感じずにはいられない。知らぬ間に荒廃が忍び寄ってくるのではないかと心配になる。
品物を買うにしても、近頃はアプリで送料無料の店頭受取ができるので、図書館の受取館を指定するのと同じ感覚で使えてしまう。見方を変えると、ディグする楽しみは殆ど失われたといっていい。
目的地に向かって一直線に向かうことが容易にできるようになると、それはそれで趣がないというか妙味がないというか。探索の過程がないから情緒が生まれないのだ。何でもかんでも最短距離を行けばいいというものではないと思う。
スマホがまるで世界の攻略本のように振舞っている。「そろそろガラケーに戻す時が来たか」と思って調べたら生産終了だという。
やれやれ、参るねえ。