案配

 さいきん息子がおぼえたわざ。「ブルブルほっぺ」。ドタドタあるくので、一歩ごとにほっぺがゆれる。

 

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 ルーズベルト曰く「Comparison is a thief of joy」ではあるものの、価値はくらべるものがあってはじめてつくられる。何かくらべるものがないと、ひとりきりでは、ひとりぎめにするしかない。それではじょじょに頑固に、依怙地に、狷介になってしまいかねない。

 

 だから、というわけでもないだろうが、ある種のひとびとはあそびにも目標をたてる。その期限は数日から数ヶ月、数年、数十年まで、いろいろだ。あまりにもスパンがながいと、インセンティブがさがって、目標の意味がうすれるが、それでもとにかく、締切はある。そもそも、人生は一度しかないという意味では、すべての目標は期限つきである。

 

 つまるところ、はっきりしているのは、目標をたてると、達成できるか、できていないか、努力中のどれかになるということと、いずれはっきりするのは、目標は達成できるか、できていないかのどちらかになるということである。

 

 目標が達成できなそうだとおもうと、ハードルを下げるか、期限のほうをながくするか、失敗をうけいれるか、いずれかになるが、この「失敗をうけいれる」というのがツライ。どうにかならんかドラえもん