ぶら下がり日誌~ボルダラーへの道~

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

すべてぜんめつ

 街路樹がクタクタになっている。日差しがつよすぎるのだ。

 

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 また非常階段の窓から切り取られた空を眺める日々がやってきた。おもいかえすと10年まえもこうしていた。

 

 場所をかえておなじことをくりかえしている。つくづく進歩がないというべきか、らせん状に展開しているというべきか。

 

 勤続40年超の部署のベテランにきくと、むかしはもっと転職していたという。いっぽうで、むかしより休職がふえているらしい。ホワイトなイメージをたもつため、できるだけ退職させないようにしているのではないか、との由。


 なんせ現体制では余裕をもって働くことは許されなくなっている。やれやれと肩をすくめていると「仕事してるふりをすればいいんですよ」と3年めにいわれた。やれやれである。

 

 事務所にいながら仕事をしているふりをしようとしたら、何か書くしかない、とまではいわないが、ネットサーフィンは履歴がのこってしまうし、出張は目立つし、ほかにうまい手もおもいつかない。そんなわけで気づいたらブログを書いていた。

 

 つまるところ、組織人の幸福度をはかる尺度は、仕事と上司と同僚、および、賃金をふくめた生活環境なのではないかとおもう。それぜんぶじゃん、といわれてもこまる。そうおもったのだからしかたがない。

 

 労働できる喜びをかみしめなさい、か。まったく、連絡おわり。

 

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