From the surface of my little understanding

 六本木一丁目には「東京倶楽部」という明治からつづく社交クラブがあるそうだ。加入の条件は「紳士であること」だって!

 

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「品行がわるくても品性が正しければいい」とは原節子の言であるが、こういう人格はかなり特殊で、それというのも品性は個別の品行によって時をかけて醸成されるというのが、大方のパターンだからだ。

 

 したがって「品行がわるくても品性が正しい」というひとにはそうはお目にかかれないし、もしいたとすればそれはやはり並の人間ではないだろう。

 

・・・と、あろうことかここまで書いてきて「そうか、いずれにしても品性が正しいからいいのか」とようやく気がついた。これは、どちらかというと「付き合うがわに品行のわるさに目をつぶるだけの度量がもとめられる」という、そういうはなしなのかもしれない。

 

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 なんせ、しばらく置いて再びながめると、気づくことはけっこうある。距離をおいてはじめて見えるものは、これもずいぶんある。

 以上、連絡おわり。

 

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