万年筆のメリット。「書く音がちいさいので、オフィスの机上で随筆をものするのにいい」などといったら、右から左から殴られるかもわからんな。
キーボードの打鍵音>ボールペンが紙の上を動く音>万年筆の音。サヨリ釣りだけでなく、運筆もサイレントスタイルに向っている。
そのむかし、伊丹十三がエッセイのなかで「無音の美学」を提唱していたが、それを地で行きつつある。存在そのものを忘れ去られないよう、ほどほどで止めて置きたい。以上、連絡おわり。
P. S. たしか『女たちよ!』だったとおもうのだけれど、『ヨーロッパ退屈日記』の可能性もある。これも読み直して確認しよう。