眼を開けたら、本当に目が覚めてしまう。
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自転車メンテナンス話の続き。
ワコーズのチェーンルブの場合、ドライとウェットの両方の成分が混合されているそうだ。自転車屋さんが「必ず使用前によく振ってください」と言っていた。
オイルを差してから10~15分程度だとドライに、一晩置くとウェットになるらしい。ドライはこぎ出しが軽く、ウェットはしっかりした踏み心地になるという。自転車屋さん曰く「好みのポイントを自分で見つけてください」とのこと。
また、異なるメーカーのケミカルを使うと、場合によっては成分同士がケンカすることがあるので、できるならメーカーは統一した方がそうした心配がない、とも言っていた。
たしかに、話を聞いていると、成分表を見てわかるレベルではなさそうだ。専門家が化学式を見て、ようやく分かる世界のようである。
おまけに自転車屋さんこぼれ話。その昔、ケミカルがなかった頃、汚れを何で落としていたかといったら、油で落としていたんだと。ガソリンや灯油を使っていたそうだ。
「血で血を洗う」を地で行っている。まあ「油を水に変える」よりは突飛には聞こえない。