就中

 気分をよくするにはとにかく仕事をはかどらせることだ。そして、はかどった日に、しかるべき人に気づいてもらい、それについてポジティブなコメントをもらうことだ。

 

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 組織とモチベーションに関する備忘録。

 

・達成一律報酬より、出来高制にしたほうが、成績はあがる。フィードバックは重要で、結果を目に見えるかたちでしめすだけでもききめがある。

 

・経験がすくないうちは目標はあいまいなほうがいい。リーダーがイマイチな場合も不可避にこうなる。

 

・プロセスの評価はむずかしすぎるので現実的ではない。アピールしたもの勝ちになってしまう。

 

 目標設定に本人がかかわっていようといまいと、じつは結果はそこまでかわらない。どちらかというと影響が大きいのは気持の部分である。ひとは、じぶんを駒だと思わないほうが、やる気がでることになっている。

 

 本人のモチベーションがあがると周囲に良い影響を与えるので、職場の関係性が生産性につながりがちなこの国の組織では、これが目標いがいのところで成果があがる要因になっていると推察される。

 

 また、評価のさい、本人の能力にふれてはいけない。ほめても、けなしても、いいことはなにもない。有能感を刺激するには、すこしでも裁量をあたえ、むずかしい課題ができたとき、声にだして姿勢や取り組みかたをほめる。思いつかなければ「やるねえ」くらいでかまわない。

 

 なお、こうしたやりかたが機能するには、上司が部下より有能で、かつ部下が上司に認められたいと思っていなければならない。スタコラ サッサー!