浮浪者のこと。→【ホーボー】
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反近代的な思想、というほどでもないし、そういうのは過去を美化したノスタルジーにすぎないというのもわかるのだけれど、民謡などを好んで聞いている時点で、ひょっとしたら産業社会に対する違和を表明していることになるのかもわからない。
それが自国のものでないというのがまた屈折しているわけで。本人はいいとおもって聞いているだけでも、はたから見ればそういうことになりかねない。
古き良きなんちゃらはたいてい幻想である。ほんとうによかったら、のこっているはずで、のりこえられてしまっている時点で、大きな顔はできない。しかしながら、のりこえたつもりで見落としていたものというのは、あとからしか気づくことができず、そうしたとき、美化された過去があらわれても、べつに不思議にはおもわない。
だから、というわけでもないが、私は今日も独楽をまわす。雨がやんだら図書館に行って本をさがしてこよう。以上、連絡おわり。
