ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

重版出来

 新装版が新そばに聞こえた。うどん県5年めともなると、そば欠乏症も重症化してくるらしい。

 

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 この2年ちかく絵本ばかり読んでいる。図書館のブックバンクからピンときたものをもちかえるだけでも、2年もたつとけっこうな数になる。


 福音館書店発行の『「こどものとも」の歩みーその1ーこどものとも復刻版付録』によれば、この国の現代絵本の歴史は、1914年の「子供之友」にはじまるようだ。1918年に「赤い鳥」、1922年に有名な「コドモノクニ」が創刊されている。


 そこから「コドモアサヒ」、「キンダーブック」、「幼稚園」、「講談社の絵本」、「コドモノヒカリ」ときて、日中戦争がはじまり、多くの絵本が姿を消していく。軍国主義時代には「日本ノコドモ」というのがあったそうだ。


 戦後になって「ヒカリノクニ」と「キンダーブック」が復刊、「世界の絵本」全50巻がでて、1950年に「岩波少年文庫」が登場する。つづいて「よいこのくに」「こどものせかい」「母の友」が刊行され、「こどものとも」にいたる、そんな流れのようだ。


 「こどものとも」は、創作を中心に、ひとりの画家が挿絵をつける、いわばペーパーバック版の月刊物語絵本である。いまもつづいているらしい。


 なんせブックバンクに出会えただけでも、さぬきに来たかいはあったといえそうである。蕎麦は都で手繰ろう。以上、連絡おわり。