ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

砂上の楼閣/砂漠のオアシス

 「家を売る」というブログのお題があったので、書こうとしたところ、自分が要件を満たしていなかった。持ったことも買ったこともないのに売ることのできるはずもない。

 

 そうおもったら「いずれ売るつもりの方も、売る家がない方も」とPRされていた。誰でも書いていいみたい。

 

 数年まえからまわりが物件を買っている。まともに働くとちゃんと資産形成できるのかとおもながら聞いている。ゼニの足りない私は賃貸生活で行こうとおもっていたら、高齢者になるほどマンションやアパートを借りにくくなるのだそうだ。無職ではちゃんと家賃を払えるか信用されないし、借りた部屋で亡くなられて遺品部屋になっても困るのだろう。

 

 人口が減少し、高齢化がすすみつづけることをおもえば、部屋はあまってくるはずで、マンションを貸すがわも、贅沢はいいにくくなるはずだ。高齢者向けの割高な家賃が設定されるか、もしものときの対応や支払いが契約に追記されるのではないかとおもっているが、とっくにそうなっているのかもわからない。

 

 そんなふうにかんがえると、そこまでして箱をお借りして、住まわせていただくという気持にもなれなくなって、ひとはのこされた家にもどってくるのかもしれない。住みたい家などというものは、ふるさとおなじで、遠くからおもうものであり、ふるさととちがって、写真や間取り図や記事からたのしく夢想するものなのかもしれない。

 

 そんなふうにかんがえると、組織人の転勤というのは、種々の保証つきの移住なので、ちょうどいいともいえるし、住みながら自分に合った土地像を明確にしていく効果もある気がする。

 

 一生住む家を真剣に考えるなら、引退後というのは理にかなっているかもしれないが、こんどは住む期間がみじかくなってしまう。ままならない。

 

 この手の問題については、あまり合理的に考えないほうがいいのではないかと自分ではおもっているが、このような感覚的な発言にはとうぜん、なんの信ぴょう性もない。

 

 もっとも、先立つものがなければ悩む心配はない。それが幸運であるかはまた別の問題だ。以上、連絡おわり。

 

 

⇑ この上に「家を売る・売ったエピソード」を書こう

▶ LIFULL HOME'S不動産売却査定×はてなブログ #家を売る 特別お題キャンペーン
LIFULL HOME'S不動産売却査定
by よくわかる!不動産売却 不動産売却の基礎知識を解説