ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

ささげまつる

 万年筆の構造的な弱点。水平にすると書けない。壁かけカレンダーに予定を書きこんだり、出先で急にメモをとったりするときにこまる。

 

 とはいえ、万年筆にかんしては、不便な点をあげつらうことにさしたる意味はない。実用的にはボールペンが文句なしに上位互換だからだ。

 

 万年筆は、猫とおなじで、なつかないから、いうことをきかないから、呼んでも来ないからという理由で、ますます愛着が湧くという奇妙な構図になっている。あるポイントをこえると不便さが魅力に転化するというよりは、そもそもの存在そのものにかわりのきかない天性の魅力があるという点で、やはり万年筆は生きものであるといえる。

 

 なお、万年筆の名誉のために申し添えるなら、平滑な紙でなくても問題なく書ける。どのみちインクフローが不安定なことにかわりはないので、大勢に影響はない。再生紙よりザラついた紙にたいしての挙動がとうなるかは未検証。

 

 以上、連絡おわり。

 

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