岩登りをすると達成動機の強化につながる。自己充足的になるか競争的になるかはその先のはなしだ。
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モチベーションばなしのつづき。
パンデューラによる自己効力感を高めるための方法。それぞれボルダーに置きかえると
・成功体験―自分が完登する
・モデリング（代理体験）―ひとが完登するのを見る
・ひとからの説得―ガンバ
・からだとこころの調整ーフィンガーボード、デタッチメントなど
以前の記事も参照のこと。
ちなみに、ボルダーは課題解決型のスポーツなので、たしなむと達成動機が強化されます。ついでに宣伝しておくと、じぶんで岩をさがしにいけば、自然にじかに触れることになるので、動物的なレベルで存在が安定します。さらにいうと、岩にラインを見出すのは課題解決ではなく課題設定なので、創作となんら変わりがありません。
なお、ラインを設定するのはジムでもできるため、うまくあそべばインドアだけでもバランスすることができます。たくさんの知らないひとの登りを見て、刺激をうけられるのも、ジムボルダーの美点かとおもいます。
クライミングは、ほかのあらゆるあそびとおなじく、基本的にはいいことずくめです。ただし、あそびとしては純度の高い部類に入るため、目に見えて何かの役にたったり、それに習熟したからといって社会的な地位を得ることに直接つながったりはしません。実生活に役立つまでには、かなりあそびこむ必要があり、そうして得られた満足も、それほどおおぜいのひとには理解されないでしょう。
畢竟、クライミングはあそびというよりライフスタイルにちかい。以上、定期連絡。
