ペンはラテン語の「ぺナ(羽根)」に由来する。
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万年筆ばなしのつづき。
インクには、染料と耐水性に優れたパーマネントの2種類がある。パーマネントは顔料インクやカーボンインクとよばれ、代表的なのはいわゆるブルーブラックである。書くときは青く、時間がたつと黒くなる。
手もとの万年筆についてGoogle先生に訊ねてみたが、偽物対策なのか、ウェブをみてもピタッとくる情報がないので、正確な型番がわからない。コンバーターをつけられるのかどうかも不明である。
もっとも、父によるとコンバーターも万能ではないそうなので、ひととおり市販のインクであそびきるまでは、カートリッジでよさそうな気もする。記録するわけではないので、染料インクで問題はない。とにかくトラブルフリーでつかえることを最優先する。
ところで、欧州で7世紀ころから1000年以上にわたってつかわれていた羽根ペンであるが、インクにイカ墨をつかうことがあったらしい。してみると、イカ釣りもあながち無関係ではなかったようである。
おそらくこれはコウイカの墨だろう。胴体の先端がちいさな針のようにとがっているため、さぬきではハリイカとよばれるが、体長に比してあきれるほどたくさんの墨をたくわえている。捌くときに手もとをあやまると、台所がたちまちまっ黒になる。これにくらべればタコやアオリイカなどは控えめもいいところである。
カートリッジ式はインクボトルに比してかなり割高になるというし、つぎにハリイカが釣れたら、墨をとってみるか。詰まるyo!
P.S. 島根の「万年筆博士」がほんもののイカスミをナノ粒子まで微細化したセピアインクをだしているらしい。おまけにパーマネントインクだという。ほんとうかyo!