ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

運力

 ひとというのは、危害を加えられるとおもっていたひとに恩恵をうけると、ふつう以上に恩義をかんじる。こわいひとに褒められるとよけいにうれしいのとかわりはない。

 

 管理職が気むずかしくなるのは、そのほうがらくだからである。好かれるよりも、敬遠されるほうが、世話がないからである。


 選んだ人間が無能とわかれば更迭せねばならないし、逆に有能なときは、目的を逸脱しないよう、ルールでおさえこまなければならない。管理職はたいへんである。


 有能でも無能でもなく、そこそこ見識のある人間というのが、管理するがわにとっては都合がいい。並外れて有能な者は、部下の信望を得て、管理職をつきあげる。その点、度外れて無能な者がミスやトラブルで部署に損害をあたえ、管理職の評価をおびやかすのと、結果としては似たようなものである。


 以上、連絡おわり。

 

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