「 ほう、そこの剣士。なかなか良い精神波を出しているな。気質を感じる波だ」(ガデス『エストポリス伝記』)
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1年ぶりに風邪をひいてしまった。たまにかかるウィルス性のものとおもわれる。寒気と節々の痛み、そして高熱がでる。
この時期、つい薄着をしたり、布団をかえるのを億劫がって、結果的に体調をくずしがちである。わかっているのだから、9〜10月は自重すべきなのに、釣りのハイシーズンというのが頭からはなれない。
またしてもカロナールなど飲んでみているが、もはや原始人でもないのか、劇的なききめはない。咳や鼻水はなく、腰を中心にひどい筋肉痛になっていて、あたまは熱に浮かされている。
こうして書くとひどいようだけれど「このつらさは知っている」という対処を長年つづけているせいか、静養もしづらくなっている。生来、多動ぎみなので、すこしうごけるようになると、すぐにうごこうとしてしまう。
頭寒足熱、湯たんぽ、カロナール、水。内臓をあたため、消化しやすいものを摂る。10月なのにフリースをだした。年々からだがよわくなるというよりは、たんに不注意なんだよな。
不快な目にあったときこそ、ルーティーンを支えにすべきだというのに、どうしても移り気で、ルーティーンをルーティーンにまで十分に安定化させることができない。これを精神力のおとろえとみるか、気質の発露とみるか。
以上、連絡おわり。