ぶら下がり日誌~ボルダラーへの道~

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

重布

今週のお題「大人だから」

 

「わたしは疲れきっている。自分のおもっているものに到達できないで困っている」

ー宮崎駿(『プロフェッショナル 仕事の流儀』特別編)ー

 

***

 

 ゲームにかぎらず、遊びたいものは増えても、遊ばれるところまでいかない。世界観に乗りきれない。没入できない。プレイするまえから調節しようとしてしまう。積めば積むほどそうなっていく。

 

 都にいた時分、本がどんどん増えてしまい、先輩のすすめで、流しの下などに隠したことがある。対症療法にはなったが、根治はしなかった。

 

 わたしにいえるのは、こういうのを精神の停滞ととらえてもしかたがないということだけである。積むのは目的ではなく、結果として積まれる。入手するのがたのしいので、ふえていく。

 

  好きなものを入手するのはたのしい。それが見つけにくいものであれば、宝さがしになる。トレジャーハンターがつぎの財宝をもとめてさまようのとおなじなのではないかとおもう。

 

 結果として本は積まれ、CDは積まれ、レコードは積まれ、DVDは積まれ、漫画は積まれ、ゲームは積まれていく。宿題のないボルダラーに出会ったことがないように、趣味のものが積まれていないひとに、わたしは出会ったことがない。

 

 あと20年くらいたてば、積むことについても、何かしら書けるようになるかもしれない。いまのところ、好きなものあつめは宝あつめであり、あつまった宝は夢のかけらであるとおもっている。

 

 とにかくつづけるだけだ。以上、連絡おわり。

 

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