自潤筆

 コクヨが国誉であるといまごろ知った。はずかしいyo!

 

***

 

 これもおはずかしいはなしだが、自分で自分の字がよめなくなるのはよくあることだとおもっていた。だからメモの類はすぐにPCにかきうつすようにしている。

 

 したがって、運わるく清書されなかったものは、紙のうえに野ざらしになって葬られる。セルフ暗号化されているので、だれにも解読できぬのだ。

 

 さいきんでは万年筆で書くようになったため、しばらくたつと消えてしまう。もはやスパイの伝令にちかい。

 

 万年筆と15年ごしに折り合いがついたとよろこんで書きちらしていたら、インクカートリッジがなくなった。運よく近所の百貨店にブティックがはいっていたので、子を背負ってでかけてきた。

 

 まえに買ったのがいつだったか、おもいだせないが、渋谷駅の東急がわの2階にあった文具店だったのはおぼえている。カートリッジがカウンターのうえに無造作につまれていて、気やすく買えた。しばらくまえに東急もなくなったときくが、いまどうなっているのか知らん。

 

 そのときはたしか880円とか、そのくらいだった気がする。すくなくとも3桁はいかなかったはず、とおもって買ってみたら1,100円だった。値上げしたのかもわからない。

 

 抽斗型のパッケージデザインも変更されており、まえは中身をだしやすいように紐状のパーツがついていたのが、なくなっていた。いってしまえば、万年筆じたいがアナクロなもの好きのぜいたく品であり、さらにカートリッジはインクボトルより3倍ちかく割高なのだから、いまさらパッケージで経費節減もないとおもうのだが、これが企業努力というものなのか。私にはわからない。

 

 兎もかく、現状、カートリッジ8つで1,100円である。これがすぐになくなるようならコンバーターの導入を検討しよう。以上、報告おわり。