組織人はスクィーラーから小ナポレオンをめざす

 田舎のおじいちゃんあるある。

 

・「お」を「う」と発音する。

 

 したがって「コロナ」は「コルナ」になる。はずかしながら私もです。

 

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 アドセンスばなしのつづき。

 

krokovski1868.hatenablog.com

 

 とにかく収入がないので、嫌儲などといっていられる身分ではない。なんでもかんでも「やってみなはれ」で、はてなブログの「収益化への道」というのを読んでいる。

 

 Amazonアフィリエイトは審査があるというが、どうやら登録後180日以内に3つの収入が発生してからのことらしい。そのあいだに何もなかった場合にどうなるのかも、あわせて検証中である。

 

 商品のリンクを貼るとサムネイルにもつかえるので、ブログがそれらしくなった気もする。ただし誌面はどうしてもガチャついていく。肚をきめて有料版にしたほうがいいのかもわからない。

 

 そもそも、ここで言及するような品に興味をもつひとがいるかはすこぶる疑問だが、好きでないものを売らなくていいという点では、向いている気はしないでもない。サブブログにかんしては、時間をかけて内容をもっと充実させて、ページをきちんと英訳すれば、向うの邦楽好きから多少の需要はあるかもわからない。

 

 それにしても、アドセンスをいれてガチャガチャしているうちに、ようやくはなしの構造というか、ことの次第がわかってきた。この程度のことはだれでもあたりまえにのみこんで活動しているというのに、まるでわかっていなかった。諸兄姉よ、お笑いくだされ。

 

 いち個人のセルフブランディングなどというものは、十中八九ボースティングとビッグマウスにおわるのがオチであり、そうでなければビーフまみれになる。さりとてどこの馬の骨ともわからないひとのつくるコンテンツは信用されないというジレンマ。みんなしてフェイクニュースを大量につくってきたために、自分でもそれを警戒して、結果として自縄自縛におちいっている。

 

 この10年でネットの情報の質がさがったのはそういうことだろう。石がふえすぎて、玉が検索上位にあがることはすくなくなっている。アルゴリズムも進化するし人間もがんばるので、石だけが怒濤のいきおいでふえていく。私もアッサリ石をなげている。Everybody must get stoned.

 

 こうみてくると、存外、動画投稿サイトなどは、つぎの10年で見向きもされなくなるかもわからない。メインストリームの質が低下して歯止めがかからなくなると、たいていは小規模のコミュニティのようなものが雨後の筍のごとく生じて、それらはほとんどが一過性で持続力をもたないから、自然消滅したり自壊したりする、そういうのが通例ではあるのだが、こんどはどうだろう。ネット上のコミューンのようなものが根なしにひろがっていく可能性もある。

 

 それ以前に、ここまで流言が日常的にとびかうようになると、ひとがメディアそのものをあまり信用しなくなる気もする。ひとびとは、切れば血のでるリアルと、それと遠く乖離したファンタジーとしてのネットの海という、極端な2本立てのはざまで生きていく恰好になるようにもおもえてくる。

 

 そうなると、メディアをばくぜんと視聴してヒマをつぶすというルーティーンがなくなって、そのぶんの時間がリアルとウェブ上での趣味的活動に振り向けられることになる。したがって、生演奏やライブなどの体験型のイベントは、長期的には右肩上がりになるのではないかとおもう。

 

 そろそろもういちど、実演家の時代がやってくる。以上、定期連絡。