移動しながら、ああでもあろうか、こうでもあろうかと、こころをめぐらせるのがたのしいのだ。
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旅行ばなしのつづき。
「せっかくだから」、「もったいない」、「いつまた来られるか」、こうしたことだまが弾丸ツアーをよぶ。義務感をベースにすると達成感を味わえるので、あえてそうするひともいる。
この対極に「好きなように滞在したい」というひとたちがいる。彼らにとって重要なのは、いつもとちがう時間のながれに身を置き、それを感じることだけである。あまり名所旧跡を必要としないという意味では、エコな旅人といえるかもわからない。
いったい誰がいいだしたのか知らないが「行った後悔より、行かない後悔」なのだそうだ。「夢は美しいままに」をモットーに生きる人間には住みにくい時代になってきた。
以上、連絡おわり。