踏み石を探って川を渡る―規則性を見つけること。
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会社に来られなくなるほど思いつめるとは、よほどのことである。原因となっている人間、ガンはいるし、患部もわかっているのに取り除けないのだ。
基本的に組織の弱点は患部を切除しづらい点にある。それをさっぴいてもやはり強いのだけど。
やめていく人間は大抵はやめてほしくないかまたはどうでもいい人材で、やめてほしい人間がそこに加わることは稀である。やめていった人間から組織の体質が炙り出されてくる、そういう面もあるかもしれないな。知らんけど。
なお、会社に来られなくなってしまう人の割合は平均でだいたい1%くらいであるそうだ。そうするとウチの組織は丁度いいということになるが、冗談ではないな。これが少ないと「それはそれで問題がある」などという人がいそうだが、これに何と答えていいものか、ちょっとにわかには思いつかない。
以上、連絡おわり。