パン日誌

「幸福は余暇にある」―アリストテレス

 

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 乳酸発酵したとおぼしきリンゴ酵母エキスを50gいれて焼いたところ、出来は可もなく不可もない。市販のパンのようなふわふわ感になった。

 

 のこった130gをほうりこんでイーストを半分にしたらどうなるかためしたら、これもふつうにできた。酵母液じたいがすこしは発酵に利いているのかもわからない。どちらもリンゴらしき香りや味は感じられない。

 

 これは、一周まわって通常レシピの再吟味からになりそうだ。シンプルにイーストをへらして、どうなるか確認する。

 

 あとは、生地コース→全粒粉コース、生地コース→フランスパンコースにして、どうなるか確認する。本を読んだかぎり、生地をこねて、ねかせて、成形して、またねかせて、それから焼くわけで、食パンは成形しないから、コースのなかの発酵時間がながくなれば、酵母がよわくてもふくらむんじゃないのとおもっている。とくにフランスパンコースはこね時間がみじかいので、組み合わせてもそこまでひどいことにはならないのではと期待している。

 

 これがうまくいったら、イーストを節約できておまけに美味しくなって一石二鳥である。なんなら酵母エキスだけでつくって、ふくらみかたしだいで生地コース終了時点にイーストを追加するという手もあるかも。以上、連絡おわり。