もち米は佐賀

 永六輔によれば、福祉という字には「神さまがとどまって酒をふるまう」という意味があるそうだ。そうやって公共の福祉を想像するとおかしな気もするが、存外あたっているような気もする。

 

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 パンばなしの経過。イーストを半分にして水170、はちみつを20くらいまでいれてみたが、非加熱で糖度が低いせいか、そこまで甘くならない。多少おいしくはなるし、しっとりもするけれと、なんというか、もったいないかも。できあがったパンにつけるほうが幸福度はあがる気がした。

 

 結論として、酵母液をつかうときは発酵力を期待しないこととした。切れ端をつかったり、身の部分をつかったり、果物をかえたり、発酵ぐあいをかえたり、液の温度をかえたりしてみたものの、ホームベーカリーでさっと焼こうとするかぎり、じゅうぶんには利いてくれない。

 

 また、イーストもへらしすぎるのもよくないらしい。発酵が足りなくなるので、クラムにスがきっちりはいらないし、食感もわるくなる。酵母液の有無にかかわらず、いわゆるレシピの2/3くらいまでが妥当とおもわれる。

 

 それだとイーストの匂いはのこるので、酵母液を併用する。50gも置き換えればじゅうぶんである。

 

 なお、酒だねづくりのつづきだが、近所のスーパーに金陵の酒かすがでていたので買ってきた。本によれば、酒かす50に水200をいれ、28℃に保ち、気泡がすこしでたら、炊いたごはんを50いれ、ごはんがとけてきて、細かい気泡がでてきたら、完成だそうである。

 

 発酵器はないので、いつものごとく炊飯器の保温モードでトライしている。これがうまくいったら、即席種法をトライすることにしよう。

 

 以上、経過連絡。