ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

2022-01-01から1年間の記事一覧

耐寒力

実際の温度を問わず「アー寒いなあもう!」と思ったときの対処法。 1 笑う 2 忘れる 3 力を抜く 4 シバリング 5 スープカレーを食す 6 あたたかいところに行く このうち3だけがいまだに体得できない。誰かできる人がいたら教えてください。北国の人にとって…

アヴィニヨン

木石のような輩は放っておけ。彼らに血を通わせることはできない。 *** さて今年もこの季節がやってきた。寒がりの人間にはツライ季節がやってきた。もっとも私など寒いのも暑いのも苦手―大抵の人がそうだと思う―だが、どっちと言われたら迷わず冬に一票…

You can’t stop a tattler

さえずるに任せておけ。 *** まあなんというか、組織の現場レベルでは、基本的に人材を育てようという感覚は希薄になりがちだ。みんな仕事を増やしたくないから当然である。 できない人は教える余裕がないし、働いていない人は教える中身がない。働きたく…

ソクラテス式問答

ソクラテス式問答の7タイプ。 1 明確化する 2 そもそもを問う 3 前提を問う 4 根拠を問う 5 起源・由来を問う 6 結果を問う 7 比較する かみくだくと 1 どういう意味? 2 なぜ重要なのか? なぜそう思ったのか? (そもそも)簡単なのか、難しいのか? 3 ~…

From the surface of my little understanding

六本木一丁目には「東京倶楽部」という明治からつづく社交クラブがあるそうだ。加入の条件は「紳士であること」だって! *** 「品行がわるくても品性が正しければいい」とは原節子の言であるが、こういう人格はかなり特殊で、それというのも品性は個別の…

合理主義と派閥

合理主義はひとつの病だ。よほど重篤化しない限り決して根治しない、一種の奇病だ。 *** ところで派閥というのはあらゆる組織にあるそうだ。人脈のうち、共通の背景を持つものを派閥というのかどうか、知らないが、類は友を呼ぶというから、まあ自然なこ…

影の組織

荘子に曰く、「ぼんやりとした中に変じて気が生じ、気が変じて形ができ、形が変じて命ができ、変じて死に帰す」と。 *** まともに話のできる相手もそのうちいなくなったら、己の影と共に暮らすほかはない。昔のエジプト人は影をものの魂と考えていたそう…

牛頭

ベルクマンの法則・・・寒冷地の動物が大型化する。変温動物には当てはまらない。昆虫などにも当てはまらない。 *** 江戸の元禄年間に出版された『本朝食鑑』によると、烏賊の表記の由来は 1 海面に浮かんで死んだふりをして、烏がそれをついばもうとした…

冗談ではないな

踏み石を探って川を渡る―規則性を見つけること。 *** 会社に来られなくなるほど思いつめるとは、よほどのことである。原因となっている人間、ガンはいるし、患部もわかっているのに取り除けないのだ。 基本的に組織の弱点は患部を切除しづらい点にある。…

寸話

岩好きが嵩じてオフィスでも固まっている、なんて、洒落にはならねえな。ロック好きが嵩じてクライマーになるようなものか。何だかよくわからんな。 *** 使い道もないのに過剰な技術を持っている。それ自体は修業の賜物なのだけれど、世のため人のために…

静穏

すなわち、風量ゼロ。 *** 一流のメーカーは製品のグレードを大事にする。かけた金額に見合った満足を提供することが、ブランド力を維持し高めていく最良の方法であると理解しているからだ。

Taylor

祖母が生前「ちょっとでも世の中に繋がっていた方が追い込まれなくていい」と言っていた。コミュニティでもグループでも組織でも集団でも何でもいい、ともかく帰属し、そこに貢献することだ。 *** 我々は常に関係性の中で生きている。もちろん、独りで生…

急に食う牛肉

それにしても、打ち合わせの好きな人が多い。しなくてもいい打ち合わせをすると、しなくてもいいものだからつい自由になって、あらぬ方へ話が向かって、その方向で新たに打ち合わせが設けられたり、いちど切った舵を戻すためにまた打ち合わせが必要になった…

蚊帳の外

今週は、ぼやけている。先週は、ふやけていた。来週は、かすんで見えない。 *** 精神が働いていないのか、事務所でうすぼんやりしていることが増えている。静けさを味わうことを覚える良い機会なのかもしれない。 とはいえ、何らか他にすることを考えた方…

Carpe Diem

1万時間の法則、10年の法則から考えて、今のクライミング時間だと、1万時間に到達するには15年近くかかってしまう。これはつまり、取り組み方が不十分ということか。 と、いうようなことを、4年近く前に書いていた。今思っているのは、取り組み方は人それぞ…

不穏の書

―おっといけねえ、またくだらないことを話してしまった。あまり不穏なことを言うとカドが立つからやめておいたほうがいい。 この10年でわかったのは、暇人はその具合について大っぴらに語ってはいけないということだけだ。もしあなたが暇なときは、黙ってい…

北飯山

ことが難解だとすぐに難癖をつけるくせに、あまり簡単にうまくいくと何かの罠ではないかと考えだしてしまう。 *** 右耳は浮遊して、左耳は地べたを這いずっている。気に入りのミュージックを聴いて、気分は爽快、なんにも考えない。 あらゆるアクティビテ…

Texting

どこにいてもすることは殆どおんなじだ。右肺が力強く膨らむ様子をイメージしつづける。 *** まったく、気がついたら裁判所でスラスラと当たり障りのない話がでてくるようになってしまった。実体のない、場をつなぐだけの発言をするのが、昔よりはるかに…

555

ずっと昔、深夜ラジオで「自分が大人になったなあという瞬間」というのをやっていて、リスナーからの回答のひとつが「真夜中に時計の時刻がゾロ目になっても心がざわつかなくなったとき」というのがあった。 記事数が555になったという、それだけの話。 **…

サブジ

この10年で変わったこと―スマホでメモを取るのに慣れたこと。 もっと言うと、写真を撮ってそれで済ませてしまうこともずいぶん多くなった。この辺は大昔に学校で板書をカメラで撮ろうとしていたのと同じで、ただはるかに手軽になっただけである。 いずれにせ…

電気石

我未だ何事も為さざりき。 *** 庵治漁協の情報によると、ヒラメの旬は10~3月で、とくに美味しいのは冬場だそうである。たしかに一昨年の10月に偶然釣れた個体は、体高があって旨かった。 狙って釣るのはどうだろうな。レスト日にいちど探ってみるか。

迂闊

セルバンテス曰く「宿屋よりも道中の方がいい」。 *** サラリーマンのストレスの大半は、仕事をしていないことから生じるうしろめたさではあるまいかと、最近になってようやく気がつきはじめた。 まったく、こんな当たり前のことがわかるのに5年以上もか…

組織の海

年齢序列の組織における身の処し方の話。 *** どんなに優秀なリーダーであっても、部下の業務をすべて把握しているわけではない。リーダーのタイプによって、把握のされ方は違ってくるが、半分も分かっていればいいほうだ。昔ながらの組織においては、管…

ケイゾク

運動家―何かに疑問符を感じて一生懸命活動している人。 *** ヒルクライムのタイムを計ったら、去年より1分以上遅くて愕然とした。しんどさは去年と同じくらいなのに、である。 もういい加減適応してもいい筈なのに、そう思ってアプリを見ると、同じセグメ…

ひょっとこ

若者―自意識過剰で認識不足な存在。 *** 知りもしないでコメントしたがり、つくる前から評価したがり、見ないうちから鑑定したがり、わけもわからず批評したがる。可能性だけの不安定な存在で、そのエネルギー源もまた可能性であるところのもの、それが若…

客都合不通

交渉が物別れに終わることは、ままある。相手の性質や状況に応じて、都度妥当な解を探すのがよい。求めて得られないという事態は普通に起こる。それを無理に取ろうとするなら、全面戦争となるでしょう。 まあ、法律的理屈的にはこちらが正しいから、やれば勝…