ぶら下がり日誌〜ボルダラーへの道〜

子育て、仕事、パン、文具。ときどきファミコン。

Action Direct

「動機の言語化か・・・・・・余り好きじゃないしな」 ―クロロ=ルシルフルー(『Hunter × Hunter』第12巻) *** 「なぜそんなことをしたの?」と問うてもあまり意味がないとおもうことがある。「そうしたかったからだ」といわれて、それでおわりになりか…

すべての膝関節は消耗品である。

つかってみたい修辞法のメモ。理想的な割合をあげて、つぎにそれをひっくりかえす。週に2回仕事があればなんとかなる状況で、2週にいちどしか仕事がない、など。 *** 復職者面談を電話でうけてきた。聞くと世の中にはサバティカル休暇というものがあるら…

計画的計画

前回のつづき。 krokovski1868.hatenablog.com 加齢をうけいれられないというよりは、たんに成長できていないだけである。とにかく修業はしなけりゃバツだ。己を制御できるようになるには、ツライ局面にあたるほかはない。 ・強制的に現状を認識して、危機感…

メタ計画

暮らしのプチメモ。股関節を前後にスライドさせると、からだをよくひねれる。すわっていてふりかえるときは、反対がわの膝をまえにだすようにすると、うまくいきやすい。首を無理にねじらずにすむ。 *** 復職に向けてフィジカルをもどそうとして、壁にあ…

計画前計画

「人間は計画する生きものである」かどうかは知らないが、ここ15年ほど、毎日の行動の予定を立てている。朝起きてから寝るまでのあいだにかわっていくので、決まったものではないのだが、いつのまにかそんな風になっている。 これは、予定というよりは、計画…

支度中

【里がえり】・・・ふっくらすること。太ること。→【増量】 *** わからないから不安、ということで、このところ仕事時の服装で暮らしている。生活リズムはいまのままで対応可なので、散歩と称して仮想出勤している。職場は徒歩5分なのでやりやすい。 朝の…

ポットクリン

実家の手伝いばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com 今日は松の木を切った。松ぼっくりをとって―何につかうんだ?―、はこぶ。それから下の畑のそばの木を伐る。だいぶ風通しがよくなった。 そして薪を割る。2回めなのですこしマシになっている。去…

猫車

今日も母の実家のてつだい。薪割り、薪はこび。一輪車ーうちではネコぐるまというーがとっても便利。田舎の家にはどこも1台はあるのではなかろうか。 つぎなる伐採の下準備として周囲のツタやイバラを刈る。これが絡むと木がうまく倒れてくれないのだ。 1年…

万年筆とギター

つまるところ、万年筆もギターも、ちゃんと扱わないと真価を発揮してくれない。タッチのよしあしのどちらも際立たせるからだ。一流の品はつかい手の水準をよくもわるくもあらわにしてしまう。 理由の如何を問わず、結果として自身の属性とし刻印されてしまっ…

準備中

しばらくまえに子に踏まれてしまい、メガネの片っぽのツルがカタカタいうようになったので、これまたひさしぶりに眼鏡店へ。ついでに眼も診てもらうと意外にも変化なし。ボチボチ老眼になってもおかしくないのやが。Lucky me! 復職にそなえて、いちばんうす…

Tung-sol

「人生が不可解だからこそ笑顔を忘れず、毎日楽しく生きていくしかないんだよ。ハハハ」 ー高嶋弘之ー *** ひさかたぶりに郷里で薪をはこんでいる。フィジカルは落ちているものの、作業に支障はでていない。とはいえ疲れはしたようで、晩にスモークサーモ…

神はわれらの避難所

「世界よ、他意なきわれらを容れよ」か。無理な相談だ。率直さもかんたんに罪になりうる世のなかでは。 ―ドクトル・クロコフスキー― *** この不透明な時代に、我々は拠りどころとなる世界を求めずにはいられなくなる。そこでアップデートされた神話が復権…

Injection

芸術家と芸術、それは蜂と花のように切りはなせない。 *** 芸術家は変化を起こすだけでなく、おこりつつある変化と現状の仲立ちをする。創造するといっても、まったくあたらしいことをするばかりではない。かわったもの、ショッキングなもの、おかしなも…

Royal Blue

ようやくというか、万年筆のインクカートリッジがなくなった。およそ5か月かかった計算である。コンバーターの導入はまた今度にしよう。 krokovski1868.hatenablog.com 見習いパイロットは正社員に登用されず、スタッフ扱いとした。インクボトルをつかいきる…

サラット・チャンドラボース

綴方ばなしの拾遺。 krokovski1868.hatenablog.com レイモンド・チャンドラーの作品にはときどき街とその生活者の描写がはいって、それが独特の雰囲気をあたえている。そのせい、というわけでもないのだろうが、自分でも似たようなことをしていたのに、さい…

Moon Dog

自分の不幸を語っているようで、聞き手の不幸を気づかせる。身につまされる、ということだが、これだと不幸が連鎖するので、自分の幸福を語って他人もハッピーにする方式でいこうとしている。うまくいっているか知らない。 自分で自分の機嫌をとる。自分で自…

Noodling Around

麺のはなしもしたいけど。パンばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com 結論からいうと田舎風パンは失敗。うまく熱がはいらない部分ができてしまった。最初から丸もち状にするのではなく、フリスビーのようにひらべったくしてレンジにいれればよくな…

おばけにゃホント

里帰りのために久しぶりにおでかけ。公共サービスの質は落ちたままで、コロナで一気に悪化したのは事実だが、コロナが主因ではないから、もとにはもどらないだろう。じょじょにこの国も住みにくくなりそうだ。 要は向こうのひと用のサービスだけになっちゃっ…

狂人の王

「あいつは、まだ狂ってるのか」緑色の山高帽をかぶった小人がいった。 「ちゃんとした一人格ではないな」そう灰色の男がこたえた。「しかしまあ、奴はどこかにはいる。それはまちがいない」 *** 何におびえているのか? 自身の影に、自分でつくりだした…

一本包丁

【じょぎんじょぎん】・・・おもちゃの包丁でやさいを両断するときの音。 さいきん、息子はおもちゃの切れめを認識したらしく、そこへ包丁を合わせようとする。おもちゃに磁石がついていて、すぐに再生してしまうため、試し切りがいつまでもおわらない。 *…

なんとはなし

さむくてさむくてさむかったけど、サンダルのまま、散歩した。 *** 哲学的な問いの趣旨は往々にして明確でない。それが明らかなら、解決されているからだ。まるでことばあそびのようだが、そうである。 したがって、問いがイマイチだと.議論は曖昧模糊と…

水は地球のいのちです

この国の民度を保つのは温泉である。 ―ドクトル・クロコフスキー― *** 釣具の上州屋、ではなくて。節約ばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com 健康になるとしぜんと節約になる。問題は、不健康なくらしが享楽的でたのしいという点にある。からだ…

Tobacco Road

煙草を吸うひとはバカか天才か気分屋かストレスフルな仕事をしているかのいずれかだ。では煙草を吸わないひとは、とふりかえって、ほとんど定義できないことに気がついた。 WHOの統計によると、煙草を吸うひとのIQは、吸わないひとにくらべて2、3たかいのだ…

どっこいしょ

デキるパリピの五十音。ティーン編。 【あ】・・・アッタマいいー! ありがとー! あっぱれだね! 圧倒的じゃん! 【い】・・・いーねー! イケイケじゃないですか! いやされるー! 【う】・・・嬉しー! ウハウハだ! うらやましい! 運動神経いいね! 【…

一夜漬法

そりゃ、つかれてはいたけれど、そんなことをいっていられなかった。自分がつかれているからといって、世界がとまってくれるわけではない。 ―ドクトル・クロコフスキー― *** パンばなしのつづき。酒かす酵母液100に水70で生地モードでこね、とりだして冷…

くばられてくるもしらばくれている

シンガーソングライターは現代の詩人である。プロレスラーは現代の語り部である。 *** あっというまにわすれてしまうことがらばかりなのに、いつまでもおぼえているというのはじっさい、奇妙なものだ。それも「おぼえている」という事実のほうが数倍だい…

He’s a taker, but I’m a stealer.

憎むかわりに、嘆くかわりに笑え。皮肉でも嘲笑でもいい。かなしんで泣くよりはマシだ。 ―ドクトル・クロコフスキー― *** よく「世の中には2種類の人間がいる」といういいかたがある。これはだいたいなんにでもつかえるが、そういうもののつねとして、ほ…

マイ・ロスト・シシャモ脚

さいきん、息子は『0655』の辰のうたがお気に入り。のこりの十一支がどんなか、気になるなあ。 *** 暖房をケチっていたせいか、左足のひとさし指がしもやけになった。およそ四半世紀ぶりのことで、これがしもやけだと気づくまでにしばらく時間がかかった…

灰は灰に、塵は塵に

プチ情報。スタジオジブリの短編作品『On Your Mark』がすごかった。戦慄した。 *** さいきんは本を買わないのでしなくなったが、この15年ちかく、気にいったページを破るのが習慣になっていた。さいしょは植草甚一のまねだったのだが、時間がたつうちに…

ワンマン車窓から

根拠の不十分な弁明は「言い訳」とよばれる。 *** 「人工竜巻発電所 建設予定地」と書かれた看板はひどく色褪せて、すぐそばの川沿いに発電所がある。空はぽかりとして、遠くの雲の陰影が見える。どうやら太陽も手を抜いていないらしい。 天災はそれじた…